同志社大学グローバル・スタディーズ学会が発行する『Rondo = 論堂』の第2号(2018.12月)に当館の活用事例を掲載してもらいました。
「人と人・資料をつなぐ場として」と題して館長谷合佳代子が書いたのは、資料を軸とする市民活動をつなぐ場所としてエル・ライブラリーが活用されているという事例です。
ここにしかない貴重な資料を守り次世代に伝えるという大事な使命を全うするために、さまざまな人々の支援を受けてライブラリー運営を続けてきた10年間ですが、支援されるだけではなく、市民活動を支援するためにライブラリーを活動拠点としても開放しています。
今回その事例として紹介したのは「saveMLAK」(東日本震災復興支援ネットワーク)、「大阪空襲被災者運動資料研究会」、「フォーラム・労働・社会政策・ジェンダー」(愛称「竹中フォーラム」)、「〈思想と運動〉研究会」です。
また、サポート会員になれば会員特典として「大人のためのラーニング・コモンズ」利用も可能であることを述べています。これは、ライブラリーを勉強会やプレゼン練習に貸し切り利用できる仕組みです。
ところでこの『論堂(ロンド)』という雑誌は、実に多様な中身のある、素敵なものなのですが、まだほとんどの図書館で所蔵されておらず、人知れず発行されている模様です。これを機会に多くの人に手に取ってお読みいただきたいものです。今号の目次を一部ご紹介します。
・講演録 ビビール・ビエン「開発主義に対するボリビアからの問いかけ」
・ImprovisAsians/Clossings by Francis Wong
・日々の実践に向き合い、明日を変えていくこと:自閉症教育の場における共同の勉強会を通して見えてきたもの 竹内理恵
・騙し騙されのドタバタ喜劇:三反園訓鹿児島県知事誕生の忘備録 向原祥隆
・出町座から考える 手嶋彩世子
・コモンズ大学の精神 高橋淳敏