寄贈本紹介

『大阪砲兵工廠物語~創立150年 新聞記事を中心に』

『大阪砲兵工廠物語 創立150年 新聞記事を中心に』 久保在久著(耕文社/2019年5月/四六判112頁) (写真はWikipediaより。化学分析場跡) 本書は、大阪砲兵工廠(戦前日本最大級、アジア最大級の兵器工場)が大阪城周辺で作業を開始して150年という節目を…

みんなで活かせる!学校資料

◆本書入手希望者に著者が郵送寄贈してくださるそうです。問い合わせ先は最下部をご覧ください◆ 『みんなで活かせる! 学校資料 学校資料活用ハンドブック』村野正景、和崎光太郎編、京都市学校歴史博物館 2019.3 150p. 19cm 2017年4月に発足した「学校資料研…

『アジア太平洋の労働運動 連帯と前進の記録』

鈴木則之著(連合新書21/明石書店/2019年1月/四六判284頁) 本書は、ICFTU(国際自由労連)とその後継組織であるITUC(国際労働組合総連合)とその地域組織であるアジア太平洋地域組織(ICFTU/ITUC-AP)の労働運動の展開とそこにおける日本(連合=日本…

過労死・過労自殺の現代史 ~働きすぎに斃れる人たち~

『過労死・過労自殺の現代史 ~働きすぎに斃れる人たち~』 熊沢 誠 (岩波現代文庫/2018年12月/文庫版435頁) 本書は、2010年に岩波書店から刊行された『働きすぎに斃れて―過労死・過労自殺の語る労働史』の現代文庫版であるが、各事例の2010年後の推移や…

『電話交換手はなぜ「女の仕事」になったのか ~技術とジェンダーの日独比較社会史~』

石井香江 (ミネルヴァ書房/2018年5月/A5判432頁) 著者は、同志社大学グローバル地域文化学部准教授で、社会学博士。 本書は、電話交換が技術発展により、男性から女性の仕事へ変わっていく過程を日本とドイツの比較から実証して、男と女の仕事の棲み分け…

七転八倒・七転八起―なかまユニオン20年史―

なかまユニオン(2018年12月/ 私家版/A判80頁) 本書は、昨年9月に結成20周年を迎えた「なかまユニオン」の軌跡をつづり、これからの希望を語る、手作り感あふれる記念誌である。 1人でも誰でも入れるコミュニティユニオンは、企業の壁を越えたその運動に…

近江絹糸争議の手記を翻刻公開

みなさんは1954年に起きた、労働運動史上に名高い「人権争議」と呼ばれた近江絹糸労働争議をご存知でしょうか。 この争議及びその後の近江絹糸労働組合の活動を知る手掛かりとなる一次資料「辻保治氏旧蔵資料」を、当館では1500点以上所蔵しています。その資…

「炭鉱の記憶と関西」展から新たなスピンオフ作品が

2017年5月から6月にかけて当館が関西大学と共催した巡回展「炭鉱の記憶と関西 三池炭鉱閉山20年展」の主催者のひとつである「関西・炭鉱と記憶の会」のメンバーが次々と新たな作品を生み出しています。 ”人間ミュージアム”こと前川俊行さんはずっと三池炭鉱…

『労働運動を切り拓く 女性たちによる闘いの軌跡』

編著 朝倉むつ子・萩原久美子・神尾真知子・井上久美枝・連合総合生活開発研究所 発行 旬報社/2018年10月/ 四六判426頁 ――バトンを未来へつなぐために~均等法制定をめぐる攻防とは何だったのか、差別のない働き方と「生活」を取り戻すその純粋な熱意に貫…

絵本『海底の紙ひこうき』が出版されました

『海底の紙ひこうき』東川絹子著、原田健太郎絵、同時代社 本体1,852円+税 空にもみえる青い青い海底と一機の飛行機。静かな美しい表紙です。 1963年11月9日。三井三池炭鉱三川坑爆発事故が起こりました。事故による死者は458名、CO中毒患者は839名。一酸…

『炭都と文化-昭和30年代の三池・大牟田-』

(※今回は寄贈本紹介を編著者ご自身に書いていただきました) 「萩尾望都SF原画展」が現在、全国を巡回中です。 http://hagiomoto-sf.com/ 先日、東京中野で鴨川つばめの「マカロニほうれん荘」原画展が開催され、往年のファンで賑わいました。http://koruku…

『教科書をタダにした闘い 高知県長浜の教科書無償運動』

村越良子、吉田文茂著 (解放出版社/2017年11月/四六判300頁) 現在、小中学校の児童生徒には、毎年新しい教科書が無料で配布される。教科書は文科省が作製した紙袋に入れられ、「保護者の皆さまへ」と題して、「この教科書は、義務教育の児童・生徒に対し…

『打倒安倍政権 9条改憲阻止のために』

五十嵐仁(いがらし じん) 著(学習の友社/2018年4月/161頁) 著者が学習の友社から上梓した政治学習のためのテキスト第3弾に当たる。つまり、同じテーマで三度目の出版になるということなのだから、事態は改善していないと見るべきなのだろうか。著者自…

『水俣を伝えたジャーナリストたち』

著者:平野恵嗣 2017年6月 岩波書店 1954年8月1日、『熊本日日新聞』は「水俣市の漁業集落で猫が狂ったようにキリキリ舞って死んでしまう」との記事を載せた。それから2年後の1956年5月1日、チッソ附属病院が水俣保健所に「脳疾患症状患者発生」を報告した。…

スキルアップ!情報検索:基本と実践

中島玲子, 安形輝, 宮田洋輔著 日外アソシエーツ , 紀伊國屋書店 (発売) 2017.9 192頁 情報検索を初めて学ぶ学生、スキルアップしたい現場の図書館員、体系的に学ぶ機会がなかった社会人のために書かれた入門書。情報検索の入門書としてだけではなく、資料論…

『オルグ!オルグ!オルグ! 労働組合はいかにしてつくられたか』

本田一成著(新評論/2018年3月/四六並製384頁) ※定価3024円が送料・税込2500円になるチラシをエル・ライブラリー内で配布中! 本書は、チェーンストアの労使関係を専門的に研究している本田一成(國學院大学経済学部教授)が、業界最大の産業別組合である…

川西の歴史今昔 ~猪名川から見た人とくらし~

著者:小田康徳 2018年1月 神戸新聞総合出版センター 当ブログにて連載していた、「『女工哀史』と猪名川 ― 名著は兵庫県で書かれた」がその一部として掲載されている、『川西の歴史今昔』がついに発刊されました。 早速、当館ボランティアスタッフの筆にな…

活路は共闘にあり : 社会運動の力と「勝利の方程式」

五十嵐仁(いがらし じん) 著(学習の友社/2017年2月/141頁) 著者は、2008年〜2012年に法政大学 大原社会問題研究所長の任にあった政治学者。2016年1月には八王子市長選挙に「無党派共同」の候補者として出馬した。 本書は、2015年の『対決 安倍政権―暴…

「子どもの貧困」を問い直す 家族・ジェンダーの視点から

(松本伊智朗編/法律文化社/2017年10月/A5判272頁) 本書は、「子どもの貧困」を家族・ジェンダーの視点からの議論を試みた研究会の成果であり、3部構成12論考からなっている。 編者の松本伊智朗が序論において、研究会の共通認識を概括した上で、各論考…

当館資料を使った研究論文を紹介

当館の資料を活用した研究論文はいろんな方に書いていただいており、しばしばその成果を抜き刷りなどの形で頂戴しています。 資料を活用してもらえるのが、司書のなによりの喜びです。そして今般もまた、一橋大学院生さんから成果報告をいただきました。 『…

『女・オルグ記』

『女・オルグ記 ~女性の自律と労働組合運動のすそ野を広げて』伍賀偕子著(ドメス出版/2016) 上梓してから1年以上たつ自著の紹介をさせていただきたい。 本書は、総評*1の「主婦の会オルグ」が、「女性の自律と労働組合運動のすそ野を広げる役割」を担っ…

『戦後教員組合運動の地域社会史的研究』

戦後教員組合運動の地域社会史的研究 :大教組所蔵文書の史料論的検討を通じて 森下徹編著 2017.3 244p (2014年度~2016年度科学研究費助成事業基盤研究(C)研究成果報告書) 本書は、大教組(大阪教職員組合)が所蔵し、未整理のまま死蔵・廃棄されかねな…

『めげない女たちの物語 戦後70年、歩み続けて ふぇみん聞き書き集』

(ふぇみん婦人民主クラブ/2017年7月/B5判262頁) 本書は、敗戦の翌年1946年にいち早く結成された「婦人民主クラブ」(現在の名称=「ふぇみん婦人民主クラブ」)が、創立70周年を記念して、90代から80代の先輩会員21人への聞き書きプロジェクトを組み、4…

『日本労働映画の百年』を配布中→終了

配布は終了しました(2018.3.6) 『日本労働映画の百年:映像記録にみる連帯のかたちと労働者福祉・共済活動への示唆』 佐藤洋, 河西宏祐[著];井坂能行, 篠田徹 , 清水浩之[執筆協力] 全国勤労者福祉・共済振興協会発行 2017.7 第1部 労働映画についての考…

漱石の個人主義 ~ 自我、女、朝鮮

関口すみ子(海鳴社/2017/四六判310頁) 著者は、元法政大学法学部教授で、思想史、ジェンダー史が専門。 著書も、『御一新とジェンダー』(東京大学出版会/2005年)、『管野スガ再考』(白澤社/2014年)、『近代日本 公娼制の政治過程』(白澤社/2016…

『岐路から未来へ』

(共同通信社 編/2015年8月31日 柘植書房新社 発行/四六判270頁) 本書は、2014年の1年間、週1回で計50回配信された同名の連載を1冊の本にまとめたものだ。「まえがき」では以下のように記されている。東日本大震災について「もし、人知を超える自然…

『労働史からみた同一労働差別賃金―その変遷と問題点』

柳田勘次著(兵庫県労働史研究会/2017年4月/A5判130頁)送料込み1,000円 著者は1931年生まれで、労働運動現役時代の1960年代から70年代には、総評全国金属兵庫地本書記長ならびに委員長を務めながら、多くの研究論文や著書を著しており、その問題意識の鮮…

『生産性向上の理論と実践』

(梶浦昭友 編著/2016年3月30日/A5版 本文224頁) 当館の理事長・山﨑弦一も筆者のひとり。 本書は、関西学院大学産業研究所が日本生産性本部からの委託研究「生産性向上と雇用問題」(2009~2010年)を受けた後、共同研究「生産性の現代的意義」(2012…

『大阪安保50年史』

(安保破棄・諸要求貫徹大阪実行委員会 発行/2016年3月26日/A5版 本文330p, 年表27p) 本書は、「安保破棄・諸要求貫徹大阪実行委員会」と日本共産党の立場から、安保問題への取り組みや国政・地域での選挙などについて述べたものである。また、集会動…

『帝国ホテルに働くということ 帝国ホテル労働組合七〇年史』

奥井禮喜著(ミネルヴァ書房/2016年7月/四六判276頁)、別冊資料編あり 「帝国ホテル労働組合」は、1946年5月21日に誕生し、総評(日本労働組合総評議会)傘下、今は連合(日本労働組合総連合会)を構成する「サービス連合」傘下の、組合員1,744名(2015年…