エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)

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映画に見る<労働>

労働映画百選の通信と目録

「NPO法人働く文化ネット」が10年前から始めた「労働映画百選」という企画の集大成といえる冊子が発行されました。一つは労働映画の作品選であり、もうひとつは同NPOが発行している「通信」の合本です。簡単に内容を紹介します。 『労働映画目録海外編(1)…

スクリーンに息づく愛しき人びと 熊沢誠さんと語る映画の会

当館で好評販売中の熊沢誠さんの最新刊『スクリーンに息づく愛しき人びと』(耕文社, 2022.4)を元に、著者を囲む会を開きます。 熊沢さんは労働研究の泰斗としてだけでなく、大の映画ファンとしても知られています。熊沢さんが上梓された映画本で言及される…

神戸映画資料館の「収蔵フィルムで辿る組合映画史」上映会にいきました

ボランティアの森井です。 労働組合が制作した映画によって労働運動・社会運動の歴史を振り返る上映会が5月18日・19日・25日・26日の土・日にJR新長田駅南の神戸映画資料館で開催され、筆者は4日間すべて見てきました。組織統合などの変遷のせいで組合自身が…

映像(幻灯と映画)に見る戦後の失業・貧困問題と労働運動

2011年以来、これまで毎年のようにエル・おおさかを会場として、幻灯上映会を開催してきました。今回は2013年に上映して好評を博した「にこよん」を再上映します。「にこよん」は全日自労(全日本自由労働組合)が製作したモノクロの幻灯です。 1949年、「ド…

『日本労働映画の百年』を配布中→終了

配布は終了しました(2018.3.6) 『日本労働映画の百年:映像記録にみる連帯のかたちと労働者福祉・共済活動への示唆』 佐藤洋, 河西宏祐[著];井坂能行, 篠田徹 , 清水浩之[執筆協力] 全国勤労者福祉・共済振興協会発行 2017.7 第1部 労働映画についての考…

幻灯会を開催しました(2016.8.16)

「三池炭鉱閉山20年展」プレ企画第3弾として炭鉱幻灯上映会を開催しました(2016.8.16)。 http://shaunkyo.jp/gentoukai2016.html「日本炭鉱労働組合(炭労)は、1950年代の労働組合による幻灯(スライド)の自主製作・自主上映運動において、主導的な役割…

「日本の労働映画百選」決定

NPO法人働く文化ネットが1年以上前から進められていた企画、労働映画100本を選ぶという事業がついに大きな区切りを迎えました。百選の発表とシンポジウム、並びに無料映画上映会が6月11日に東京の連合会館で開催されたのです。 当館の館長谷合佳代子も…

【三池炭鉱閉山20年展プレ企画】炭鉱映画上映会 第二弾を開催しました。

2016年3月6日(日)、ドーンセンターにおいて炭鉱映画上映会を開催しました。 http://shaunkyo.jp/tankoueigajoueikai20160306.html ドキュメンタリー映画 「三池 終わらない炭鉱(やま)の物語」 「荒木栄の歌が聞こえる」の豪華2本立て、さらに「荒木栄の…

労働映画百選

エル・ライブラリーが映画上映会などのイベントで連携を深めている「NPO法人働く文化ネット」が、日本の労働映画百本を選ぶイベントを展開されています。当館館長・谷合もアドバイザーとして参画しているこのイベントに、ぜひ多くのみなさんのご協力をお願い…

炭鉱映画上映会、盛況裡に終了

【三池炭鉱閉山20年展プレ企画】 【祝・世界遺産登録】 7月4日に開催した「炭鉱映画上映会」は参加者67名の盛況裡に無事終了しました。ご参加くださったみなさま、ありがとうございました(写真は映画解説中の鈴木不二一講師と、会場の様子)。 会場が映画上…

3本立ての炭鉱映画上映会

【三池炭鉱閉山20年展プレ企画】 ◆上映作品 「炭坑」 1947年/日本映画社/白黒/33分 演出/伊東寿恵男、柳沢寿男 終戦直後、経済はなかなか復興の軌道に乗れなかった。政府は、復興のための資金や資材を、石炭や鉄鋼などの重要産業に「傾斜的に投入する」…

熊沢誠 著『私の労働研究』読書会・交流会第1回を開催しました

「熊沢誠 著『私の労働研究』読書会・交流会ー本を読んで映画を見、飲んで語り合うー」(まちライブラリーOSAKA BOOK FESTA + 2015連携企画)を5月10日に開催しました(19名参加)。 http://d.hatena.ne.jp/l-library/20150506/1425397564読書会第1回目のテ…

「メーデー記念上映会:1950年代の幻灯」を開催しました

全国的に4月中に開催されるところも多くなったメーデーですが、大阪では本年も5月1日に開催されました。1日夜、労働者の祭典メーデーを記念して労働運動関連の内容の幻灯会を開きました。参加定員を超え、会場にぎゅうぎゅう詰めでの上演となりました(34名…

「メトロレデーブルース」上映会

とよなかステップホールで二日間にわたって行われる「シニア女性映画祭」において、当館の「寄贈本紹介」コーナーでおなじみの伍賀偕子(ごか・ともこ)さんがトークを務める労働映画が上映されます。 「メトロレデーブルース」 正編 26分 2013 続編 40分 20…

「もうひとつの約束」上映会

韓国でつい先日裁判が終わったばかりの労災補償裁判をドラマ化した映画が、日本で特別上映されます。 大阪ではエルおおさか南館にて一回限りの上映です。 チケットは完全前売り制。エル・ライブラリーで一枚1000円で取扱い中です。 お問い合わせは lib@shaun…

「『消えた炭鉱離職者を追って・サンパウロ編』上映&監督トーク」開催しました

5月2日に「ドキュメンタリー映画『消えた炭鉱離職者を追って・サンパウロ編』上映&監督トーク」を開催しました。 案内記事http://shaunkyo.jp/kietatankourishokusha.htmlこのドキュメンタリー映画はあえて監督がご自分が臨席する場でのみ上映されています…

映画上映会「消えた炭鉱離職者を追って」

<4月17日追記> 下記イベントは定員となりましたので、申し込みを締め切りました。ありがとうございます。 ドキュメンタリー映画『消えた炭鉱離職者を追って・サンパウロ編』上映&監督トーク 2014年5月2日(金)18時20分−20時50分 会場:エル・ライブラリ…

夏の夜の幻灯会2013を開催しました

8月18日(日)、「夏の夜の幻灯会2013」を開催しました。 →イベントの案内http://d.hatena.ne.jp/l-library/20130718/1374121353 盆明けの日曜の夜だというのに20人超の方が参加してくださいました。幻灯というのは静止映像を次々と映し出していくもので、弁…

夏の夜の幻灯会2013

好評を博した2011年の「幻灯会」に続き、今年も「夏の夜の幻灯会2013」を開催します。どうぞ真夏の夜、涼みがてらお越しください。 占領期から戦後1950年代を中心に、誰にでも作り、上映することのできる映像メディアとして幅広く利用された幻灯。その多様な…

映画「キリマンジャロの雪」を語る茶話会開催しました

本日、映画「キリマンジャロの雪」を語る茶話会を開きました。 http://d.hatena.ne.jp/l-library/20120623/1340351982 この作品、労働を専門とする当館には非常にフィットする題材・内容であり、大勢の方に見て頂きたい良作です。そこで、上映期間中に急遽プ…

映画「キリマンジャロの雪」を語る会を開催します

5月29日の記事で紹介しました、エル・ライブラリーで割引券を販売中のフランス映画「キリマンジャロの雪」について、映画を見た人々による「映画を語る茶話会」を開催します。 この作品は、マルセイユに暮らす労働組合委員長がリストラに遭い、さらには元の…

フランス映画「キリマンジャロの雪」

「キリマンジャロの雪」といえばアーネスト・ヘミングウェイの有名な小説や、グレゴリー・ペック主演の映画を思い浮かべる方も多いでしょう。今回とりあげるこの作品はヘミングウェイとは無関係の、フランス映画です。 フランスはマルセイユに暮らす労働組合…

 戦後社会・労働運動と《幻灯》

下記、幻灯会(スライド上映会)をエル・おおさかで開催します。戦後まもなくの珍しい記録画像ばかりです。皆様奮ってご参加ください(下の写真は「われらかく斗う 激斗六十三日」)。 開催日時:2011年8月12日(金) 18:30〜20:30 (18:00開場) 会場:エル…

「三池 終わらない炭鉱(やま)の物語」上映会

12月11日(土)に映画「三池 終わらない炭鉱(やま)の物語」の上映会&熊沢誠先生をお迎えして講演会を開催しました。映画上映会は会議室におけるDVD上映にも関わらず、立ち見もでる大盛況。90人の方の参加で会議室はいっぱいいっぱいでした。映画上映後…

映画「三池 終わらない炭鉱(やま)の物語」上映と講演会のお知らせ

ドキュメンタリー映画「三池 終わらない炭鉱(やま)の物語」(2005年度作品)上映 熊沢誠氏講演「三池争議の歴史的意義と炭鉱映画の名作たち」 入場無料・定員100人日時 12月11日(土) 13:00 開場 13:30 映画上映(※プロジェクターによるDVD上映) 15:45 熊沢…

働く姿を描いて感動的なお奨め映画の投票開始

FC2投票 無料アクセス解析 先週予告したように(http://d.hatena.ne.jp/l-library/20100906)、エル・ライブラリーでは長期企画「映画に見る<労働>」展を開催します。Web上ではお奨め作品の人気投票を行い、その結果を参考に、ライブラリー内で関連資料展…

働く姿を描いて感動的なお奨め映画

9月6日のエントリーに、雑誌『賃金実務』が選んだお奨め映画11作品を掲載しました。今日は、同誌に掲載された一覧のなかから独自に選んだ作品を以下に挙げておきます。投票の参考にしてくださいね!

「はたらく」姿を描いた映画展、予告編

みなさんは映画はお好きでしょうか。エル・ライブラリー館長谷合は、なにを隠そう、大の映画ファンです。昼食はカップ麺で我慢して、夕食もコンビニおにぎり二個ですませても映画は見に行く、「三度の飯より映画」ファンです。 で、せっかくの趣味を活かして…