エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)

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戦後史のなかの国鉄労使

 エル・ライブラリーのサポート会員、升田嘉夫さんが国鉄時代の労働運動についての通史を上梓されました。当館に寄贈していただき、さらに特別割引販売もさせていただくことになりました。
 定価2940円→サポート会員特価2650円(非会員2800円)にてライブラリー内で販売します。送付の場合は送料80円をご負担ください。

 国鉄−JRの労使関係は複雑怪奇なものです。労働組合が「乱立・四分五裂」し、素人にはとてもわかりにくい経過をたどりました。国鉄労働組合国労)、国鉄動力車労働組合動労)、鉄道労働組合(鉄労)がその代表的な組合ですが、それぞれの組合史はあっても、国鉄時代の労使関係全体を俯瞰する通史はこれまでものされたことがありませんでした。

 著者の升田さんは国鉄職員として1958年から1985年まで勤められ、一職員の立場から、国鉄時代の労使関係の全体図を描きたいという熱意にかられ、10年以上をかけて本書を執筆されました。当館の資料なくしては書けなかったとおっしゃる升田さんから本書を贈呈された谷合が、著者にインタビューしました。

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