エル・ライブラリーを支えてくれる陰の大きな力、それがボランティアスタッフの皆さんです。
大阪府労働情報総合プラザが去年7月に廃止され、わたしたちはやむなくプラザを引き払ってエル・おおさか本館へと引っ越しました。そのときも臨時に引っ越しボランティアさんが大勢無償労働してくださいました。おかげで3ヶ月足らずという短い時間だけの休止をはさんで10月にはエル・ライブラリー開館へとこぎつけました。
そしてエル・ライブラリー開館間もない頃から、噂を聞きつけた力強い助っ人が駆けつけてくださいました。
お金も閲覧スペースもなくなりスタッフの賃金もほとんど払えなくなったエル・ライブラリーの窮状を見かねた大阪府立図書館OBのNさんが、ボランティアで手伝いたい、と名乗りでてくださったのです。府立図書館OBのネットワークは素晴らしく、Nさんをエル・ライブラリーへと紹介してくださった方も府立図書館の司書をされていました。Nさんはエル・ライブラリーのスタッフが苦手な書庫の整理を一手に引き受けてくださり、引っ越しのどさくさでめちゃくちゃになった書庫の本をものの見事にきれいに並べ替えてくださいました。
さらにはもう一人、府立図書館OGのTさんを紹介してくださり、二人でチームを組んで書庫内資料の分類整理・ラベルの貼り替え、配架、をすべて引き受けてくださっています。上の写真は汗をふきふき書庫内で作業するNさん。
これぞプロの図書館員の仕事、というめざましい活躍ぶりです。
そしてこの上の写真は、図書のラベルを貼り替え中のTさん。ラベルを1枚ずつきれいに剥がして貼り替えてくださっています。これが単なるラベル剥がしと侮ってはいけません。図書データと照合しながら、きれいに爪と指でラベルを剥がす作業は思っているよりずっと重労働で、これにもプロの技が生きています。貼り替えていただいたラベルは美しく揃っていて、古くてぼろくなった本が若返ったように見えるからびっくりです。
そして最後は当協会の退職者ボランティアのGさん。ネットで図書の情報を収集してもらっています。在職中はずっとわたしたちがお世話になり、退職されてからもまたボランティアで週2回、お手伝いをしてもらっています。
このほか、わたしたちをいつも支えてくださるサポート会員兼ボランティアスタッフ兼図書を寄付してくださるKさんもいます。ここに紹介しきれない大勢のボランティアさんたちの支えのおかげで、スタッフは元気をいただけます。みなさんいつもありがとうございます!(たにあい)