商都大坂の貴重な史料「大同生命創業110年記念特別展示」

 ぐっと絞りこまれた下部エントランスの斬新さとダイナミックさ。そして大正建築のゴシック様式を継承した優美さがひときわ目をひく大同生命大阪本社ビル。かつてこの地には大同生命の前身である大坂の豪商、加島屋が店を構えていました。
 大同生命大阪本社ビルでは現在、創業110周年記念特別展示『大坂屈指の豪商「加島屋」から400年の歩み〜大同生命の源流とその発展の歴史をたどる』を開催中。この展示会は加島屋より伝わる大同生命所蔵の歴史的文書約2500点を大阪大学経済学研究所に委託して、その研究成果を公表する「大同生命保険所蔵文書研究プロジェクト」の一環として行われるものです。

原資料の展示とともに、その史料調査から得られた大坂の金融事情、商家の有り様などの解説もあり、この史料が加島屋の歴史にとどまらず、貴重な大坂経済史料であることが理解されます。歴史ある大阪の企業の周年事業として非常にすばらしいプロジェクトだと思います。
 会場であるメモリアルホールは、立て替え前のヴォーリーズ設計のビルの内外装の一部を用いて当時の様子を復元再生したものです。なお、ヴォーリーズはビルの設計をきっかけとして大同生命第二代社長広岡恵三の実妹一柳満喜子と知り合い、結婚したそうです。(千本沢子)

▼特別展示期間/9月28日(金)まで
▼会場/大同生命大阪本社2Fメモリアルホール(地下鉄四つ橋線肥後橋」駅下車すぐ)
▼開館時間/午前10時〜午後4時(入館は3時半まで)
▼休館日/土・日曜日と祝日、ただし9月15日〜17日は開館
▼入館料/無料
▼問い合わせ/TEL06(6447)6111(代表)