この半年ほどの間に、エル・ライブラリーの活動紹介や資料紹介の雑誌記事を2本書きましたので、紹介します。
全文はこちらに掲載しました。http://shaunkyo.jp/files/paper_toshokankai_vol64no4.pdf
この記事は、日本図書館研究会の機関誌『図書館界』に掲載されたものです。「図書館実践(サービス)の最前線」という特集連載記事の一つとして、現場からの実践内容を報告するように依頼され、書かせていただきました。
大阪府・市からの補助金や委託金を全廃されて極端な財政難から出発したエル・ライブラリーの船出以来、早や4年。この間の歩みを述べています。キーワードは「支え合う社会」。
全国さまざまな個人・団体からの寄付とボランティアによって運営を維持している当館は、まさに大勢のかたたちに支えられてここまでやってきました。そして、「助けられたら助ける」という思いに突き動かされて、2011年の東日本大震災以来、その復旧支援活動にsaveMLAKのメンバーとしてかかわってきました。
そういった活動が評価されて、今年度の「図書館サポートフォーラム賞」受賞にもつながりました(http://d.hatena.ne.jp/l-library/20130423)。
ここに、同賞受賞を記念して、全文を公開します。公開を薦めてくださった日本図書館研究会・渡邊隆弘編集委員長のご高配に感謝いたします。
こちらは、関西大学生活協同組合が編集発行する年2回発行の雑誌です。本誌に、この春から連載記事を書かせていただくこととなりました。当館所蔵の社会運動関連資料を写真つきで紹介します。第1回は、いまも運転中止したままの高速増殖炉「もんじゅ」の、建設にかかわる反対運動の資料をとりあげました。今から30年前に行われた、福井県敦賀市での「公開ヒアリング阻止闘争」に大阪から参加した労組員たちの動きを、「大阪軍縮協」の内部文書などからひもといています。書評誌は当館に所蔵していますので、閲覧・複写可能です。近々、ほぼ全文をレアもの資料紹介専用ブログに掲載予定です。(谷合)