研究会「職場の人権」の第176回研究会(14年7月)では、ふだんと趣向を変えて当館の見学会を開催していただきます。
※この見学会開催に伴い、当日は午後2時でライブラリーを閉館いたします。ご理解ご協力をお願い申し上げます。
見学会はどなたでも参加できますので奮ってご来場ください。
*****以下、研究会「職場の人権」のWEBサイトより転載****
働く人たちの生きた証−−資料でみる労働運動 (仮題)
- と き: 7月26日(土) 午後1時30分〜4時30分
- ところ: エルおおさか(大阪府立労働センター)501号室(地下鉄谷町線、または京阪電車「天満橋」駅下車。西へ徒歩5分)
- 報告者: 谷合 佳代子(エル・ライブラリー館長)
「下積みで働いてきた人たちが今の社会をつくった。その資料を集め、生きた証しを残すのが私たちの使命です。」と、奮闘する谷合佳代子館長。その強い思いは、存亡の危機であったエル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)を見事に復活させた。08年、大阪府知事であった橋下徹は、財政再建と称して施設の売却や補助金の打ち切りをおこない、エル・ライブラリーの膨大な資料は一時期霧散の危機にあった。それをわずか数年で復活させたその精力ぶりは、おのずと周りの人たちを引きつけていく。
「一人ひとりの人生なんて短い。死んだら忘れ去られる。でも生きた証しは歴史のどこかに必ずあって、いろんな形で脈々と受け継がれていく」。それらに思いを馳せるべく、1960年の三池争議の資料や「蟹工船」の掲載された雑誌などがところ狭しと並ぶ。また「最新情報も提供」するビジネス図書館でもあり、博物館、文書館の三つの機能を有するライブラリーである。
いま働く者の労働と人権がないがしろにされていくなかで、かつての人たちの「生きた証」、紡いできた歴史に思いを馳せ、受け継ぐのは私たちの使命ではないでしょうか。谷合さんに、そのとば口に誘っていただきます。ご参集ください。