熊沢誠 著『私の労働研究』読書会・交流会―本を読んで語り合う―第2回を6月6日(土)に開催しました(参加者11名)。
http://d.hatena.ne.jp/l-library/20150523/1428652531
今回の対象は「公務員バッシングとわれらの時代の働き方」2章と3章。チューターに福田弘氏(大阪市職員労働組合総合政策局書記、NPO法人みつや交流亭理事)をお迎えしました。この数年の大阪市の労働組合のあり様の概観と熊沢先生のテキストへの反芻を福田氏に語っていただいた後、参加者全員でのフリートークとなりました。
福田氏からは現場からならではの具体的なお話を伺うことができました。参加者には公務員として勤務、労働組合運動にも取り組んでこられた方が何人かいらっしゃり、実感のこもった意見が多数でました。また、遠隔地から参加してくださった方の疑問が大阪の特殊性を討論する契機になったりもしました。前回に引き続き時間の制限が惜しまれる会となりました。
【参考】
『大阪社会労働運動史』9巻(大阪社会運動協会 2008)http://shaunkyo.jp/undoushi.html
福田弘「行政改革−大阪市における「市政改革」を事例として」
熊沢誠「大阪市における公務員の労使関係」
読書会第3回は「労働研究者・熊沢誠と社会運動」1章、4章、終章。
チューターは福島大学の熊沢透教授ですが、日にちが確定しておりません。近日ご案内いたします。(千本)