【三池炭鉱閉山20年展プレ企画】
【祝・世界遺産登録】
7月4日に開催した「炭鉱映画上映会」は参加者67名の盛況裡に無事終了しました。ご参加くださったみなさま、ありがとうございました(写真は映画解説中の鈴木不二一講師と、会場の様子)。
会場が映画上映には最適とはいえず、前の方の頭が邪魔になるといった苦情もいただいております。ボランティアで開催する無料上映会であり、広くて賃料の高い会場を借りることができませんでした。次回はなんとか頑張ってもう少し大きな会場を確保したいと思います。
今回は、NPO法人働く文化ネットに共催いただき、映画解説講師として東京から鈴木不二一理事をお招きしました。
鈴木さんのお話の最後にミラン・クンデラの「権力に対する戦いは忘却に対する記憶の戦いである」という言葉が引用されました。
上映会の翌日には三池炭鉱跡を含む「明治近代化遺産」がユネスコの世界遺産に登録されることが決まりました。まことにめでたいことであります。これを機に、日本近代化の中で炭鉱が担った大きな役割をわたしたちは忘れてはいけないし、たくさんの犠牲があったことも記憶にとどめねばならないと思います。そのために2017年に「炭鉱の記憶と関西」という展示会を三池炭鉱閉山20年展として開催します。
手作りで開催するこの展示会は寄付によってまかないます。多くのみなさまのカンパをよろしくお願い申し上げます。展示会の詳細とカンパのお願いについては後日このブログでも記事をアップします。
上映会当日、ご来場のみなさまから浄財が寄せられました。受付においたカンパ箱には合計9062円を入れていただきました。ありがとうございました!
◆上映した作品
- 「炭坑」 1947年/日本映画社/白黒/33分
- 「日本ニュース戦後編 炭坑関連ニュース抜粋」
1945〜48年/日本映画社/白黒/10分
- 「坑道の記憶」2013年/RKB毎日放送/カラー/73分
◆【映画解説】鈴木不二一(すずき ふじかず)氏
NPO法人働く文化ネット理事(労動映画事業担当)。
映画上映会の詳細ページは:http://shaunkyo.jp/tankoueigajoueikai20150704.html