当館が後援するイベントをご紹介します。限定15名参加の小さな集まりですが、「ジャーナリズムと市民活動」について考える、濃い内容のものです。
【開催趣旨】
後藤健二さんと湯川遥菜さんがIS(イスラム国)に殺害された事件は衝撃的でした。
2人が殺害されたことはもちろんですが、日本政府が救出に向けて積極的に動こうとしなかったことや、フリージャーナリストに対して「自己責任」「自分勝手」という批判の声が大きかったことにも私たちは衝撃を受けました。
フリージャーナリスト、玉本英子さんとともに、玉本さんがこれまでアフガニスタン、イラク、トルコを中心に中東の取材をしてきたなかで経験したこと、考えたこと、そこから見える「日本」のありようを聞きながら、フリージャーナリストが「危険地域」も含めて現地取材をする意義を共有しつつ、取材活動を応援したいと考えています。
今回は玉本さんが2002年、3ヶ月にわたってアフガニスタンで取材したドキュメンタリー映画「ザルミーナ・公開処刑されたアフガン女性」を上映した後、ディスカッションしたいと思います。
参加費は無料ですが、玉本さんの取材を支える資金としてカンパを3000円以上ご協力お願いします。
フリージャーナリストと市民が直接つながり、ジャーナリズムを自分たちで支え、守りましょう。
フリージャーナリストを孤立させず、ともにジャーナリズムとは何かを問い続けましょう。
【開催概要】
- 日時:2015年8月5日(水)18:00ー21:00
- 場所:エル・ライブラリー(大阪市中央区北浜東3-14 エルおおさか4階)
- アクセス:京阪または地下鉄天満橋駅下車、西へ徒歩5分。http://shaunkyo.jp/access.html
- 参加費:無料。カンパ歓迎。
- 主催:玉本英子さんとジャーナリズムを語り合う会実行委員会
- 後援:エル・ライブラリー
- 問合せ・予約:エル・ライブラリー。
<2015.8.6追記>
昨日、参加者8人で小ぢんまりと開催しました。映像を見たあと、玉本さんに取材の裏話などをお聞きして、情報を扱うプロの仕事に対する評価や意義についてディスカッションする会合となりました。講師の玉本さんの手作りサンドイッチをいただきながら、いろんなことを考えさせられるよい会でした。第2回は冬に開かれることになっています。(谷合)