今月6月6日に開設3周年を迎えた、当館の「れいこちゃん記念文庫」のことが6月18日(土)の「日本経済新聞」夕刊に掲載されました。堀田昇吾編集委員の筆による、「娘の死で生まれた使命」と題するコラムです。全文をここに掲載することはできませんので、ぜひ当館でお読みいただくか、お近くの公共図書館などでご覧ください。もしくは日経新聞のデジタル版を購読されれば全文をWebで読むことができます。
記事の内容は愛娘玲子ちゃんを亡くした井上昌彦さんへのインタビューが中心です。娘の闘病がきっかけで、「情報の力で世界をもっと幸せにする!」というミッションを掲げるようになった図書館員の思いが描かれています。
井上昌彦さんといえば「空手家図書館員」として有名ですし、エル・ライブラリーの広報大臣として抜群の情報力を発揮してくださっている、ありがたいサポーターです。堀田編集委員には当館へも取材にお越しいただき、「れいこちゃん記念文庫」を見てもらいました。記事の中には「れいこちゃん記念文庫」という名称は登場しませんが、「病児支援の情報コーナー」として紹介されています。
「情報は単なるテキストデータじゃない。そこには必ず人間がいるし、物語があるんです」
わたしたちエル・ライブラリーのスタッフも、井上さんのこの言葉の重みと思いに心を馳せて、これからも図書館活動を続けてまいります。(谷合)
- この記事が掲載されている井上さんのブログ:http://karatekalibrarian.blogspot.jp/2016/06/blog-post_23.html
※れいこちゃん記念文庫
小児脳腫瘍のため11歳で亡くなった、エル・ライブラリーのサポーター、れいこちゃんを悼み、難病とともに生きる子ども達と家族を支えるNPOの情報を収集・発信、活動を支援するための文庫です。2013年6月6日、れいこちゃんが星になって1周年の日に開設しました。
詳細はこちら:http://shaunkyo.jp/reikobunko.html