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幻灯会を開催しました(2016.8.16)

「三池炭鉱閉山20年展」プレ企画第3弾として炭鉱幻灯上映会を開催しました(2016.8.16)。
http://shaunkyo.jp/gentoukai2016.html

日本炭鉱労働組合(炭労)は、1950年代の労働組合による幻灯(スライド)の自主製作・自主上映運動において、主導的な役割を担ってきた。1952年の炭労63日争議から、1953年の三井鉱山解雇反対闘争(「英雄なき113日の闘い」)を経て、1959‐60年の三井三池争議に至る一連の大規模な労働争議に際して、炭労はそれぞれの争議を記録・宣伝する幻灯を制作し、オルグ活動に積極的に活用した。また、上野英信文・千田梅二版画による「えばなし」の幻灯化など、文化芸術運動の一環としてもユニークな幻灯作品を生み出している。(鷲谷 花)」


 人形劇を幻灯で表現したその存在もユニークな『せんぷりせんじが笑った!』(1956年)。弁士を務めた東川絹子さんは福岡県大牟田市出身、三池炭鉱の社宅で育った方で、大牟田地方のイントネーションの語りで観ることができた貴重な機会でした(登場人物やナレーションが語り分けられていてとてもわかりやすかったです)。作中歌われた「民族独立行動隊の歌」には幻灯を操作してくださった鷲谷さんの小学生のお子さんも参加してくれました。


『三井炭鉱首切り反対斗争の記録 地底(じぞこ)の怒り』(1953年)、100コマ超の長尺、端々まで力こぶが入った台本、と大変な作品の弁士(&幻灯操作)を務めてくださった鷲谷花さん、お疲れさまでした。この作品がスクリーンにのるのは60年ぶりかという大変貴重な上映でした。

 会場は満員御礼、予定の40名を超えて54名にご来場いただきました。直前に予約が多数入ったため、当日ご来場の方には入場をお待ちいただいたりもしてしまいました。鷲谷さんの深い調査研究に基づいた講演の後の質疑応答は、三池炭鉱出身の方々からの発言もあり、非常に密度の濃いものとなりました。

 また三池関連行事名物(?)のカンパも16,017円を頂戴しました。ありがとうございました。来年開催予定の「炭鉱の記憶と関西 三池炭鉱閉山20年展」に向けて、準備と企画を重ねてまいりますので、引き続きご協力賜りますようお願い申し上げます。

今回の上映にあたり、ご協力を賜りました、上野朱様、熊本学園大学水俣学研究センター様、神戸映画資料館様に感謝申し上げます。(千本)