資料修復を体験しました

 10月23日(日)、あらゆる紙資料の修復・レプリカの制作をされている「工房レストア」さんで紙資料の修復見学会を開催していただきました。参加者は当館の谷合を含めて4人と小ぢんまりした集まりとなりましたが、その分、みっちりしっかり体験できたのではないでしょうか。

<2016.10.30追記:工房レストアさんのブログにも記事が掲載されました。
http://koborestore.blog.fc2.com/blog-entry-260.html


 工房レストアの平田社長の指導により、最初に木版刷りの和装本の裏打ちを練習し、その後、実際に当館所蔵資料の修復を行いました。


 ↑まずは慣れない手つきで裏打ちの練習。水をつけすぎても糊を付けすぎても、皺になります。


 ↑ Sさんは何度か裏打ちの経験があるため、大変手際がよろしいです。と、平田社長に褒められました。

 当館所蔵資料については、修復作業のごく一部を行っただけですが、大変緊張しました。
 平田さんの素早い手際とわたしたちの緊張でガチガチのおぼつかない手元では、まったくスピードも仕上がりも異なり、さすがはプロの仕事だと感服しました。
 単に資料を修復するだけではなく、それがその後も活用されるようになってほしいというのが願いだ、と平田さんはおっしゃいます。修復を依頼されたお客さんと一緒に作業することによって、クライアントもその文化財に対する思いが強くなる、とのこと。確かにそうですね。して、当館館長谷合が肩に力を入れて超緊張しながら作業中。もう肩がバリバリに凝っています。


 ↓裏打ちが終わった紙は板に張り付けて乾かします。仕上がりが楽しみ〜。

 今回は資料の修復だけではなく、レプリカの作成もお願いしています。これが出来上がれば、見学会でいくらでも参加者に触ってもらって、いろいろと見ていただけるのが嬉しいです。
 お休みの日に仕事場に呼んでくださった工房レストアの平田さん、参加された3人のみなさん、ありがとうございました! 開始にあたっていろいろ不手際があったことをお詫びいたします。これに懲りず、またいろんなイベントにご参加くださいね。(谷合)