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「ライブラリー・オブ・ザ・イヤー2016受賞記念サミット in 紫波」終了

 3月12日に岩手県紫波町のオガールプラザで開催したサミットは、受賞4館のプレゼンあり、ワークショップあり、祝賀会ありの盛りだくさんな内容で、盛況裡におわりました。

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 「つながるとしょかんとつながる」をテーマに紫波町図書館が主催し、エル・ライブラリーなど受賞館が協力したしたこのイベントは、地元の「岩手日報」(下の写真。3/13付)と「盛岡タイムス」にも記事が載るなど、注目を集めました。岩手県内の図書館関係者のみならず、遠く関東や関西からも(!)参加者が集い、50名によって大いに盛り上がりました。

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 サミットは、紫波町図書館工藤巧館長のごあいさつに始まり、熊谷泉町長の挨拶と続き、受賞4館による8分間プレゼンへと移りました。みなさんさすがに手練れた見事なプレゼンで、各館の運営状況のセールスポイントが語られました。エル・ライブラリーの谷合はマイクを離さない女として有名なので、「しゃべりすぎたら電源落とす」という脅しもあったとかなかったとか言われながら、エル・ライブラリーの東北デビューを飾りました。

 その後は長野県立図書館長・平賀研也さんがコーディ―ネーターとなって、4館のシンポジウムが開催され、「つながる図書館」ってどんなことを実践してきたのか、Library of the Year を受賞してなにがあったか、などを語りつつ、図書館が地域に果たす役割を考えました。

 その後は紫波図書館の工藤館長の案内で館内見学。展示コーナーには受賞館の紹介ポスターを作成してもらっておりました。エル・ライブラリーのコーナーはこんな感じ↓

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  そして、後半は楽しいワークショップ。2館ずつ分けて、それぞれの館が普段おこなっているイベントを再現するという趣向です。

 大賞受賞館の伊丹市立ことば蔵はファシリテーター役の小寺和輝さんが「運営会議」を再現して、紫波町で実施したいイベントをみんなで考えるという話し合いを持ちました。

 オーディエンス賞受賞館の東京学芸大学学校図書館運営専門委員会は中山美由紀先生が、「NDC(図書館十進分類法)」の歌をみんなで歌って、図書館のしくみを学ぶという楽しいワークショップを展開。

 紫波町図書館は手塚美希さんがコーディネーターとなって「こんびりカフェ」を開催。「こんびり」とは農作業の合間におやつを食べて休憩する風習のこと。おやつを食べながら、農家の人のお話を聞くカフェタイムを体験しました。

 そしてエル・ライブラリーは、「史料を読み解こう! 100年前の労働争議嘆願書とパスポートからわかること」と題して、当館の博物資料を使った「歴史講座」を開催しました。みなさん熱心にわいわいとおしゃべりしながらの楽しい講座は大好評でした。

「歴史が大の苦手の私がパスポートのコピーと谷合館長の解説にグッと引き込まれてしまいました。そして、もっと時代背景を読み取りたいという気持ちになっていきました」という感想もいただきました。 

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 このイベントを一回限りのお祭りで終わらせず、全国の図書館の底上げめざして広げていくためには、今後も先進的な取り組みを実践する図書館のワークショップを体験するというのが、一つの案かもしれないと感じました。

 翌日の紫波町めぐりと盛岡街歩きは紫波町図書館の手塚さんに休日返上で一日付き合っていただき、図書館が地元密着でいろんな人とつながっていることを実感した一日でした。紫波町図書館のネットワークと実践に拍手喝采です。農業支援や町おこしに役立つ図書館、地元の子ども達の学びに役立つ図書館。それを実践されている姿に感銘を受け、エル・ライブラリーの活動にも生かしていきたいとあれこれ考えながら岩手県を後にしました。

 このサミットの内容はあまりに盛りだくさんで、すべてを伝えることができないのが残念です。お世話になった紫波町のみなさんに心から感謝申し上げます。(谷合)(新聞記事を除く写真はすべて大門秀幸氏撮影)

このイベントの開催案内記事はこちら:

ライブラリー・オブ・ザ・イヤー2016受賞記念サミット in 紫波 - エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)