エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)

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笑福亭仁勇師匠の炭鉱落語を上演

炭鉱の記憶と関西 三池炭鉱閉山20年展

5/5-5/9 10-19時 エル・おおさか(休館なし)

6/6-6/30 10-16時 関西大学博物館(日曜休館。6月11日は特別開館)

いずれも入場無料

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 会期中は展示会場に「交流サロン」が併設されます。これまでにも京都や大阪で数回開催された三池炭鉱の展示には、三池に限らず多くの元炭鉱マンや鉱山労働者、その家族が訪れ、会場のあちらこちらで、炭鉱華やかなりし頃の喜怒哀楽の詰まった会話が聞かれました。ヤマの仕事への誇りを語る人、名簿や写真の中に事故で無くなった友の名を見つけ、ともに働き闘った日々を回想する人、炭住で過ごした貧しくとも人のぬくもりがあった暮らしを懐かしむ人…。ひとり一人がもつ「炭鉱」にまつわる語りに耳を傾け、サロンが世代を超えた交流の場となり、記憶が紡がれていくことを願って。
今回サロンでは「炭住落語」、四ツ山住宅出身者が創作し演ずる「炭鉱紙芝居」など、本邦初!の試みも予定しています。
「炭住落語」は、笑福亭仁勇師匠に依頼した新作落語。師匠が「関連図書を何冊も読み、おもしろいだけでなく、炭鉱や社宅での暮らしを感じてもらえるような作品にしたいと日々改良を重ねました」と語る意欲作、『あの日の炭坑節』。── 時は高度経済成長時代。行け行け!の日本。その光と影を集約した「三池炭鉱」。歴史が与えてくれた教訓は、今、活かされているのか? 主役は、東京オリンピック、三池炭鉱、千里万博で現場作業した七十代の麻雀仲間の松っつあん、竹じい、梅やん。物語は釜ヶ崎夏祭りから始まる──。さて、どんなことにあいなりますやら、乞うご期待!


◎『あの日の炭坑節』上演 5月7日、8日 午後1時〜

 会場:エル・おおさか(大阪府立労働センター)9階

 アクセス:交通アクセス | エル・おおさか

 

展示会の詳細はこちら。

shaunkyo.jp