4月28日から一か月間開催される、「まちライブラリーブックフェスタ2018」に当館も参加しています。
当館では「同一労働同一賃金」をテーマに、大阪市立大学名誉教授の竹中恵美子氏の著作を展示しています(上の写真)。また、5月13日(日)には、「著者に会おう」と題して、ナマ竹中恵美子先生にお会いできる、お気軽お気楽な茶話会も予定しています。
それでなくても狭いエル・ライブラリーの閲覧室にところ狭しを展示した竹中著作は、著者ご本人の蔵書と当館蔵書に加えて、ドーンセンター情報ライブラリーの「竹中恵美子文庫」からもお借りしました。
ドーンセンターとのコラボ企画によって互いの資料を貸借し、ドーンセンターでは「女性たちのミニコミ展」が開催されているので、当館からも出品しています。
ドーンセンターとエル・ライブラリーとは徒歩7分ほどの距離です。ぜひ両館とも人お立ち寄りいただき、ブックフェスタのスタンプラリーにご参加くださいねー。当館でもスタンプラリー用のカードを配布しています。
展示している著作リストは下記の通りです。
タイトル | 所収誌または出版者 | 年 | 所蔵者 | |
1 | 男女賃金格差と男女同一労働同一賃金原則についての一考察 | 経済学雑誌 29巻3・4号 | 1953 | 著者 |
2 | わが国労働市場における婦人の地位と賃金構造 | 経済学年報 15集(『戦後女子労働史論』に再録) | 1962 | エル |
3 | 女のしごと女の職場 | 三一書房 | 1962 | エル |
4 | 職務給反対闘争の現状と問題点 | 月刊労働問題 67号 | 1963 | エル |
5 | 婦人賃金の問題点と課題 | 月刊労働問題 73号 | 1963 | エル |
6 | 初任給上昇と賃金体系 | 月刊労働問題83号 | 1965 | エル |
7 | 婦人のしごとと賃金 | 月刊総評 臨時号 | 1965 | エル |
8 | 年功賃金成立の内的論理について | 経済学雑誌 60巻5号(『現代労働市場の理論』日本評論社に再録) | 1969 | エル |
9 | 婦人労働者の賃金問題 | 婦人労働(現代婦人問題講座 第2巻) 亜紀書房 | 1969 | エル |
10 | 婦人の低賃金と今日の問題:ウーマン・パワー政策及び所得政策に関連して | 月刊総評 臨時号 | 1971 | エル |
11 | 現代婦人労働の諸問題:雇用・賃金・母性保護を中心に | 現代の婦人問題. 創元社 | 1972 | エル |
12 | 春闘と女の賃金 | 月刊総評 臨時号 | 1973 | エル |
13 | 個別賃金要求と賃金闘争 | 月刊労働問題185号 | 1973 | エル |
14 | イギリス1970年男女「同等賃金法」について | 経営研究 128・129・130(『婦人問題懇話会会報』21号に再録) | 1974 | エル |
15 | わが国企業内賃金構造の特質:いわゆる年功制の分析視覚をめぐって | 経済学雑誌 73巻3号 | 1975 | ドーン |
16 | 家事労働の経済的評価 | ジュリスト増刊総合特集 3(『戦後女子労働史論』に再録) | 1976 | エル |
17 | 女子労働者と賃金問題 | 講座現代の賃金 4. 社会思想社 | 1977 | エル |
18 | 婦人の賃金と福祉:婦人解放の今日的課題 | 創元社 | 1977 | エル |
19 | ILO看護婦条約の背景と意義 | 婦人労働とILO看護婦条約. 労働教育センター | 1978 | 著者 |
20 | 労働力再生産の資本主義的性格と家事労働:家事労働をめぐる最近の論争によせて | 経済学雑誌 81巻1号(『戦後女子労働史論』に再録) | 1980 | エル |
21 | 家事労働の価値観 | かんぽ資金 1987.7月号(『戦後女子労働史論』に再録) | 1987 | エル |
22 | 戦後女子労働史論 | 有斐閣 | 1989 | エル |
23 | 差別の仕組み:その根源に迫る | ゼミナール・女の労働. ドメス出版. 1章 | 1991 | エル |
24 | 働く女たちの歩み(戦前編):戦前労働運動における「婦人の特殊要求」をめぐって | ゼミナール・女の労働. ドメス出版. 2章 | 1991 | エル |
25 | これからの女の労働 | ゼミナール・女の労働. ドメス出版. 6章 | 1991 | エル |
26 | 21世紀を支える女性と税:パート就労「100万円の壁」を考える | 35周年記念シンポジウム報告書:21世紀を支える女性と税. 全国婦人税理士連盟(『女性論のフロンティア:平等から衡平へ』に再録) | 1992 | エル |
27 | 現代家族と家事労働:歴史の流れの中で考える | 平成5年度第5回三田市民大学報告書〈現代家族〉を読む. 湊川女子短期大学(『女性論のフロンティア:平等から衡平へ』に再録) | 1994 | エル |
28 | 女性論のフロンティア:平等から衡平へ | 創元社 | 1995 | エル |
29 | 男女賃金格差とコンパラブル・ワース | 戦争・戦後責任と差別(花園大学人権論集;3). 法政出版 | 1996 | 著者 |
30 | ゼミナール男女共生社会の社会保障ビジョン | ドメス出版. 第1章 | 1996 | エル |
31 | 賃金差別とコンパラブル・ワース | ゼミナール共生・衡平・自律:21世紀の女の労働と社会システム. ドメス出版 | 1998 | エル |
32 | アンペイド・ワーク(無償労働)と社会政策:新しい社会システムに向けて | ゼミナール共生・衡平・自律:21世紀の女の労働と社会システム. ドメス出版 | 1998 | エル |
33 | 政策としてのアンペイド・ワーク(UW)論:男女で担うとはどういうことか | 報告書連続講座2000年会議へ向けて:北京からニューヨークへ | 2000 | ドーン |
34 | 新しい労働分析概念と社会システムの再構築:労働におけるジェンダー・アプローチの現段階 | 労働とジェンダー 第1章. 明石書店 | 2001 | エル |
35 | 家事労働論の現段階:日本における争点とその特質 | 経済学とジェンダー 第4章. 明石書店 | 2002 | ドーン |
36 | 竹中恵美子が語る労働とジェンダー | ドメス出版 | 2004 | エル |
37 | 竹中恵美子の女性労働研究50年 | ドメス出版 | 2009 | エル |