エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)

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新着雑誌です(2020.9.27)

今週の新着雑誌です。

新着雑誌のうち最新のものは貸出できません。閲覧のみです。

労政時報 4042号 2022.9.23 (201425923)

賃金事情 No2855 2022.9.20 (201425899)

労働経済判例速報 2488号 2020.9.10 (201425832)

労働経済判例速報 2489号 2022.9.20 (201425865)

季刊労働法 278号 2022.9.15 (201427945)

労働基準広報 No2110 2022.9.11 (201427887)

労働基準広報 No2111 2022.9.21 (201427911)

月刊人事労務 No403 2022.8.25 (201427853)

 

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新着雑誌です(2022.9.16)

今週の新着雑誌です。

新着雑誌のうち最新のものは貸出できません。閲覧のみです。

労政時報 4041号 2022.9.9 (201425741)

労務事情 No1455 2022.9.15 (201425881)

企業と人材 No1115 2022.9.5 (201425857)

労働判例 No1267 2022.9.1 (201425717)

労働判例 No1268 2022.9.15 (201425915)

賃金と社会保障 1807・1808号 2022.8.25 (201425808)

地域と労働運動 264 2022.8.25 (201425774)

 

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雄別炭砿閉山50年 ~雄別・尺別・上茶路~

『雄別炭砿閉山50年~雄別・尺別・上茶路~』
石川孝織編著, 釧路市立博物館. 2022.3 166p 30cm

 今回の「寄贈本紹介」は図書館実習生のYさんに書いてもらいました。大学3年生の新鮮な視線で書いてくれた図書紹介です。末尾に、関連資料をリストアップしてもらいました。その関連資料の目の付け所も若者らしいと思えます。「炭鉱の子どもたちの笑顔が印象に残ったので、炭鉱閉山と子どもについて書かれた資料を探してみました」とのことです。以下、Yさんによる図書紹介文です。(谷合)

 本書は、2020(令和2)年度に北海道の釧路市立博物館で開催された企画展「雄別炭砿閉山50年~雄別・尺別・上茶路~(ゆうべつ・しゃくべつ・かみちゃろ)」の内容を写真・資料集として発行したものである。本書の構成は、写真編、雄別炭砿・尺別炭砿・上茶路炭砿それぞれの炭砿のあらまし、資料編となっている。それぞれの炭砿における労働者や周辺住民の生活の様子、鉄道やバスといった交通機関の記録、学校などの施設での人々の様子などを学ぶことができる。

 本書の内容を簡単に述べると以下の通りである。                                                     

<雄別炭砿とは>

雄別炭砿は、釧路市阿寒町雄別にあった炭砿であり、現在は無人となっている。この炭砿は雄別炭砿株式会社が経営しており、雄別炭砿のほかに、尺別炭砿(現・釧路市音別町<おんべつちょう>)、上茶路炭砿(白糠町<しらぬか>) 、茂尻炭砿(赤平市(石狩炭田))の経営も行っていた。三井鉱山・三菱鉱業・北海道炭砿汽船などと並ぶ大手炭砿であった。

<雄別炭砿閉山>

 1966(昭和41)年から雄別炭砿の赤字が続くとともに、上茶路炭砿も不調となり、尺別炭砿でも1968(昭和43)年夏頃から出炭不振が続いた。その後、生産量の回復や閉山阻止闘争が見られたが、1969(昭和44)年4月の茂尻炭砿でのガス爆発事故発生の影響もあり、同年7月に閉山となった。

<炭砿閉山後の影響>

 閉山後の炭砿付近の地域では、子どもたちの転校や職を失った労働者の転職によって、町の人口は半減した。また、町は企業の撤退や空き地のまま残された工業用地による大きな痛手を受けた。

 本書に数多く掲載されている写真の中でも特に印象に残ったのは、炭砿で働く人々や炭砿付近の学校に通う子どもたちの表情である。写真には、炭砿マンの真剣な眼差しや子どもたちの笑顔が残されている。彼らの表情を見た後、炭砿閉山によって人々が暮らしていた町が失われたことを考えると、炭砿閉山は彼らにとって悲しい現実であり、職場や学校での仲間たちとの別れにつながったのではないだろうか。本書から、生まれ育った町やその仲間たちを失うということは、人々にどのような影響を与えるのか、自分自身がその経験をしたらどのように感じるかということについて考えるきっかけを得ることができた。

◆炭砿閉山が人々に与えた影響についての関連資料 (2022.9.9 作成)

1.『炭鉱閉山がもたらす子どもの生活と意識の変容 : 尺別炭砿閉山前後の中学生の作文・手紙を通して』 新藤慶[述]  産炭地研究会(JAFCOF). 2016.4, 24p. (JAFCOF 釧路研究会 リサーチ・ペーパー vol.9)

2.『尺別炭砿の閉山と子どもたち : 元尺別炭砿中学校教頭 松見寛氏による講演の記録』  松見寛[述]. 産炭地研究会(JAFCOF). 2016.1, 46p. (JAFCOF 釧路研究会 リサーチ・ペーパー vol.7)

3.『中学生からみた尺別炭砿の学校生活と閉山の影響 : 尺別炭砿中学校23・24・25期生の座談会記録(2019年7月修正版)』新藤慶ほか[著]. 産炭地研究会(JAFCOF). 2019.7, 47p. (JAFCOF 釧路研究会 リサーチ・ペーパー vol.14)

4.『炭鉱マンから行政マンへ : 元庶路炭砿労組保安部長 住谷正治氏による講演の記録』住谷正治[述]. 産炭地研究会(JAFCOF). 2016.8,46p.(JAFCOF 釧路研究会 リサーチ・ペーパー vol.8)

5.『炭砿労働者の閉山離職とキャリアの再形成 : 旧常磐炭砿K.K.砿員の縦断調査研究』

 Part 1;Part 2;Part 3;Part 4;Part 5;Part 6;Part 7;Part 8;Part 9;Part 10.

 正岡寛司編. 早稲田大学人間総合研究センター. 1998-2007.

6.『ふたつの故郷の喪失:樺太からの引揚げと尺別炭砿閉山 : 岩崎守男氏による講演の記録』岩崎守男[述] ; 笠原良太,嶋﨑尚子編. 産炭地研究会(JAFCOF). 2018.4,35p. (JAFCOF 釧路研究会 リサーチ・ペーパー vol.13)

7.『〈つながり〉の戦後史 : 尺別炭砿閉山とその後のドキュメント』嶋﨑尚子[ほか]著 青弓社 2020.11

(実習生・Y)

新着雑誌です(2022.9.11)

今週の新着雑誌です。

新着雑誌のうち最新のものは貸出できません。閲覧のみです。

賃金事情 No2854 2022.9.5 (201425873)

人事実務 No1236 2022.9.1 (201425782)

労務事情 No1453 2022.8.1・15 (201425840)

労務事情 No1454 2022.9.1 (201425816)

労働経済判例速報 2486号 2022.8.20 (201425907)

労働経済判例速報 2022.8.30 (201425766)

労働法学研究会報 No2772 2022.9.1 (201425790)

労働基準広報 No2108 2022.8.21 (201425709)

労働基準広報 No2109 2022.9.1 (201425733)

 

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実習生による図書館展示できました!「全国労働衛生週間」特集

 当館では去年に続いて、大学生の図書館実習を受け入れています。今年来てくれたYさんが5日間の実習の最後に「図書館展示」の課題に挑戦。見事完成させた展示の写真(↑)をご覧ください。そして、Yさんがこの展示の狙いを次のように述べています。

 コロナ禍における健康への意識の高まりから、労働と健康に関する展示ができないかと考え、10/1~10/7は「全国労働衛生週間」であることにちなみ、労働者の健康を守るための取り組みや対策に関する資料の展示を作成しました。労働者の健康維持には、健康診断の受診やメンタルヘルスケア受動喫煙対策などの取り組みや対策が必要です。皆様も、この機会に労働者の健康を守るには何が必要なのか、考えてみてはいかがでしょうか。(実習生Y)

 というわけで、いかがでしょうか、図書、雑誌、DVD(ジャケットのコピー)を展示しています。ドラえもんは参考資料です(笑)。(館長・谷合佳代子)

◆展示資料リスト

【図書、冊子】

ILO産業安全保健エンサイクロペディア 小木和孝編集代表 / 労働調査会    第1巻     2002 
・労働者の疲労・過労と健康 / 福地保馬著 かもがわ出版         2008 
・労働衛生のハンドブック : 職場のメンタルヘルス対策支援セセンターの役割  / 大阪産業保健推進センター         2013.3 
・健診は健康づくりのパートナー  /   大阪府社会保険協会         [2007?]     
・職場のメンタルヘルス相談室 :  心のケアをささえる実践的Q&A   /  菅佐和子, 相沢直樹, 播磨俊子, 北田雅, 住田竹男著 /    新曜社      2009.9 
・職場のうつ :  対策実践マニュアル  /  松原六郎, 五十川早苗, 齊藤忍著   星和書店    2010.6    
・会社でうつになったとき : 労働法ができること  /  所浩代 [ほか] 著    旬報社    2014.2 
・職場の受動喫煙対策  /   労働調査会  Ⅰ; Ⅱ     2020

【雑誌】

作業環境 / 日本作業環境測定協会    20010301 

労働衛生 / 全国労働衛生協会 

【DVD】

セクシュアルハラスメント / アトリエエム著作;三木啓子解説 / アトリエエム         2017 
パワーハラスメントを考える / 金子雅臣監修・解説 / アスパクリエイト    1     [2008?] 
・元気な職場をつくるメンタルヘルス / 山本晴義監修  PR映画    5     [2012] 
熱中症の恐怖 : 夏の建設現場が危ない / 建設安全研究会企画制作  建設安全研究会    作業員編 ; 指導員編     [2014] 

新着雑誌です(2022.8.28)

今週の新着雑誌です。

新着雑誌のうち最新のものは貸出できません。閲覧のみです。

労政時報 4040号 2022.8.12・26 (201425683)

賃金事情 No2853 2022.8.5・20 (201425592)

ビジネスガイド No923 2022.9.10 (201425535)

月刊人事マネジメント 380号 2022.8.5 (201425691)

労働経済判例速報 2485号 2022.8.10 (201425477)

労働法学研究会報 No2771 2022.8.15 (201425501)

労働判例 No1266 2022.8.1・15 (201425626)

地域と労働運動 263 2022.7.25 (201425568)

月刊人事労務 402号 2022.7.25 (201425659)

 

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「70年万博とエキスポ争議」関連資料

「70年万博とエキスポ争議」関連資料目録を作成
 ~「2025大阪・関西万博」への対処に活かすために

 「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマとする「2025大阪・関西万博」開幕まで、3年を切った。テーマも含めて、開設にいたる膨大な税投資など、開催意義について論議があるが、その吟味はここでは控えるとして、52年前に大阪で開催された「70年万博」についての検証は、必要なことで、特にそこで働いた労働者のこと、「エキスポ争議」についての関連資料目録を作成したので、紹介したい。

<70年万博への大阪総評の基本的態度>

 「人類の進歩と調和」を謳う70年万博について、当時の労働組合のローカルセンター「大阪総評」の基本的態度は、「万国博こそ、予想される安保闘争のホコ先をそらし、国民をバラ色の幻想のなかに眠り込ませる巨大なカムフラージュである。府民の福祉は犠牲にされ、自治体の財政は危機にひんし、行政水準は低下し、いわゆる都市問題はますます深刻化するであろう」との平垣事務局長文章(資料4)に示されている。この年の大阪メーデーのスローガンも、「大国主義の万博反対」であった。

 だが、遠くから批判していたのではなく、実践的には、建設時から全国から募集される建設労働者の組織化に取り組むとともに、開催直前2/27には、日本万博協会に対して、7項目の要求=安全輸送と事故対策からはじまり、検疫・医療対策、地域の公害・物価対策、軍艦の寄港問題、万博関係の労働諸権利の確保等=を提起して、交渉の窓口を固定して、責任ある措置がとられない時には、労働組合として、デモ・ストライキを行使しても、要求し続けると宣言した。

 万博協会は、3/9に、「おこりうる一切のことについて万博協会はにげかくれしない」と文書で回答した。

 

<エキスポ綜合労働組合の結成~万博会場からの人権宣言>

 そして、万博会場中で働く労働者の組織化のために、大阪総評は3名のオルグを派遣した。熟練オルグの尾上(故人)・宮崎オルグ(故人)と、入職して3年余の新米オルグの筆者であった。途中から、青年オルグの桜井オルグも派遣された。そして、結成されたのが70年4月12日、「エキスポ綜合労働組合」(委員長=高田節子)で、結成時は113人だったが、不当な使い捨てのやり口に対して労働者の不満が続出して、すぐさま1000人を突破し、最高時は76組合(支部)2148人が加盟するに至った。

 「サギにかかった」「こんな屈辱的な扱いを受けたのは初めて」「人間に対してすべて疑いをいだくようになり、精神的にまいってしまう」~これは、エキスポの情報通信に携わるプログラマー、オペレーターへのアンケートの解答文である。募集要項のペテンや、簡単に使い捨ての不当解雇、続出するセク・ハラ(当時はこの言葉はなかったが)、ハラスメントに対して、「不当なことに黙っていない」と、抗議のピケやストライキが連日行われた。この闘いと組合員の意識の変化が、当事者図からが語る『千里の丘より エキスポ労働者の闘い』(資料1)『乙女は立ちて輪を結び 赤旗なびかせストライキ』(資料2)にリアルに記されている。6カ月間に結ばれた絆だが、よくぞ記録に残してくれたと思う、歴史的な史料である。

 団体交渉や地労委の提訴には、ベテランのオルグが同席し、リードした。

地労委への提訴ついては、短期間の労使関係だからこそ、迅速な対応が求められ、いずれも合理的な斡旋や命令を得て、当然の勝利を次々に獲得している(資料10)。

 外国人経営者に対しても、労基法や労組法に結実した一切の権利や、日本の労働法無視を公然と宣言する事態に、万博協会には毅然と臨む姿勢が全く見られず、エキスポ綜合労働組合の突き上げよって、ようやく5月半ばに「労働相談室」が設けられるというありさまだった。

 平垣事務局長(当時)は先の文章(資料4)で、大阪総評に組織されているかどうかに拘わらず、その人たちがアキラメから闘いに立ち上がってくれるために、全面的に支援することこそ、ローカル・センターの役割であると、締めくくっている。新米オルグだった筆者も、エキスポ争議の一翼に参加して多くを学び、彼女たち、彼らが「闘えば勝てる」、「共に要求し闘う仲間の絆の豊かさ」を実感したであろうと記している(資料3)。

 以上、この資料目録を作成したかった目的意識を簡単に述べたが、さらに補強していきたいと思っている。取り急ぎ列挙した1~16の資料はすべて、エルライブラリーで閲覧できる。「2025大阪・関西万博」への対処を考えるにあたって、ぜひ参考にして頂きたいし、資料補強にもお力添えいただきたいと願うところである。(伍賀偕子〈ごか ともこ〉)

70年万博とエキスポ争議関連資料(作成=伍賀偕子 2022.8.17)  

1.『千里の丘より エキスポ労働者の闘い』 1970.9.13 エキスポ綜合労組委員長 高田節子
2.『乙女は立ちて輪を結び 赤旗なびかせストライキ エキスポ綜合労組の闘い』 1970.8.20 発行=労働運動研究会 編集=AA人民連帯大阪・新左翼・列島新報
3.「万博会場からの『人権宣言』」伍賀偕子 『エコノミスト』70年7/28
4.「エキスポ綜合労組と万博問題」平垣美代司(大阪総評事務局長)『労働経済旬報』1970、五月下旬  №788
5.『地域から闘争の火柱を~大阪総評日記』平垣美代司(啓有社) 注および補注
6.『30年の歩み 大阪総評』総評・大阪地方評議会 座談会「歴代事務局長が語る地評30年」P.78 平垣発言
7.『大阪社会労働運動史』(大阪社会運動協会)第5巻 P.303~327  70年万国博開催とその影響
8.『大阪社会労働運動史』(大阪社会運動協会)第5巻 P.589~591 万博会場での争議  
9.総評大阪地評大会『1969年度一般経過報告』(69年8月~70年7月)組P.25~27 エキスポ綜合労働組合
10.総評大阪地評大会『1970年度一般経過報告』 組織争対局法規対策部 地労委関係 組・法P.5~12
11.『ボチボチでもたゆみなく』全港湾西成分会日刊紙(大衆ビラ)「大坂城」10,000号記念資料集 P.8 「大坂城」№106(1970.6.29) 
12.『オルグは野武士のごとく 尾上文男・激動の時代を駆け抜けた男の記録』 発行=尾上文男写真集を発行する会  2013.6.15  P.7 「未組織の組織化単産を父に 地域を母として」 エキスポ綜合労組の写真と結成年表
13.『女・オルグ記 女性の自律と労働組合運動のすそ野を広げて』2016.6.25 伍賀偕子(ドメス出版) P.90  未組織労働者との連帯と万博での取り組み
14.「『足が太いからクビ』大阪万博の光と影」 47NEWS 2018.6.11 共同通信編集委員 佐々木 央
15.『労働運動を切り拓く 女性たちのよる闘いの軌跡』2018.10.30  朝倉むつ子・萩原久美子・神尾真知子・井上久美枝・連合総合生活開発研究所編著  第4章 伍賀偕子・聞き書き P.226 [エキスポ綜合労働組合結成―大阪総評は国民運動のセンターである」   
16.『労働の科学』77巻4号2022年 巻頭言 (大原記念労働科学研究所)「『1970年大阪万博』の教訓を生かせ」 本田一成

以上