昨年4月の橋下知事による「大阪府財政再建案」発表以来、怒濤のような日々を過ごしてきました。とりわけこの1年は極端な財政難を乗り切るために数多くの仕事を請け負い、スタッフ一同、ハードワークが続いてきましたが、元気に仕事を続けることができました。
これもひとえにサポート会員をはじめとする多くの方々とよき仲間の支えのおかげと心から感謝しています。
金なし人手なしの状態をみかねた大阪府立図書館OBの方々がボランティアスタッフを買って出て下さっていますし、常日頃、蔵書や現金・茶菓その他を寄付してくださる会員さま、以前からのボランティアスタッフにも恵まれ、ふつうならとっくに「倒産」している図書館がここまで持ちこたえています。
金がないなら知恵を出し合い、市民が助け合って支え合う図書館作りを!
<官が捨てた図書館を民のちからで再生させる>
こんな、日本図書館史上初の試みにわたしたちは挑戦し続けています。
決して縮み志向にならず、大阪の文化と歴史を守り、次世代に引き継ぐため、そして中小企業の町・大阪の労働福祉向上のため、これからも努力を続けます。
これからも皆様のご支援をお願い申し上げます。(館長:谷合佳代子)
※昨年、開館にあたっての館長挨拶はこちら http://d.hatena.ne.jp/l-library/20081021