早稲田大学の篠田徹先生が、『歴史学研究』(874号)所載の「大会報告批判」で、労働史の研究に言及されています。欧米では社会史の流れの一つとして労働史の成果が次々と世に出たのに、日本では労働史の成果が労働研究の中からはほとんど生まれて来なかったと振り返っておられます。そして、次のように、わたしたち大阪社会運動協会が編纂し続けている『大阪社会労働運動史』を「最も秀逸な成果」と評価していただきました。
本書の第1巻から編纂に携わっている谷合としては感無量のお言葉です。
運動史最新刊は第9巻、現在販売中です。(谷合)