今日、10月1日、当法人は公益財団法人に移行しました。新しい法人になり、これから公益事業としてのエル・ラリブラリーの運営にますます邁進していかねば、という強い思いに喜びと厳粛な気分を味わっていたのですが、突然、悲しいお知らせが舞い込みました。
これまでずっとエル・ライブラリーを支援しつづけてくれた葉っぱ64さんこと栗山光司さんが亡くなりました(享年68歳)。葉っぱさんは書店に勤めておられた経験を活かして、ボランティアとして古本市の棚作りやその他の作業を引き受けてくださっていました。また、エル・ライブラリーのサポート会員として物心両面にわたる支援をわたしたちに惜しみなく捧げてくださいました。
ここ数ヶ月は体力が落ちてきたので、ボランティアに来て下さる回数が減っていたのですが、先週初めに緊急入院され、今日の午後に亡くなったということです。
栗山さんは十何年も前立腺癌を患いながらも持ち前の明るさで周りを楽しくして下さる方でした。無類の読書家であり、ブログを通じて情報発信、意見発信を積極的に行っておられました。
栗山さんのブログは「葉っぱのBlog『終わりある日常』」http://d.hatena.ne.jp/kuriyamakouji/
昨日、当館の館長補佐千本沢子も一緒にお見舞いに行ったばかりです。息が苦しそうでしたが、大きな声でしゃべってくださったので、突然の訃報には驚くばかりです。
エル・ライブラリーのことを最後まで気に掛けてくださっていた栗山さんのご遺志に報いるためにも、これからもわたしたちは奮闘を続けます。葉っぱさん、これまでありがとうございました。どうぞ安らかにお眠りください。(谷合)
<追記>
栗山光司さんのブログの一部を印刷製本したものがエル・ライブラリーにあります。