エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)

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シンポジウム「炭鉱の記憶と関西をつなぐもの-多様な声を時空に刻む-」を開催しました

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シンポジウム「炭鉱の記憶と関西をつなぐもの-多様な声を時空に刻む-」を開催しました。

2017年6月11日(日)13:00~15:00
会場:関西大学児嶋惟謙館
http://shaunkyo.jp/events/51/%E7%82%AD%E9%89%B1%E3%81%AE%E8%A8%98%E6%86%B6%E3%81%A8%E9%96%A2%E8%A5%BF%E9%96%A2%E8%A5%BF%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E5%8D%9A%E7%89%A9%E9%A4%A8

シンポジウムの登壇者は「炭鉱と関西の記憶 三池炭鉱閉山20年展」の実行委員です。

コーディネーターの青木恵理子(龍谷大学社会学部教授)さんが、展示会の概要、三池炭鉱について解説した後、登壇者にそれぞれ語ってもらうという形式で進みました。

三池炭鉱の海に面する新港町社宅出身の上田茂さん、同じく熊本県荒尾市の緑ヶ丘社宅出身の前川俊行さん、大牟田市でもコンビナートの工場群で育った鵜飼正則さん、大牟田市街地育ちの向井美香さん、と同じ三池出身であっても、それぞれに異なる背景を持つ登壇者たちが、それぞれどのような関心を持って今展示会に関わったか、また、展示会を通じて表現したかったもの、得たものを語りました。

また、炭鉱の生活について研究する若手研修者の西牟田真希さんが若年者の今展示会へのアプローチについての配慮などを述べました。

参加してくださった方々が熱心に聞き入ってくださって、静かながらも熱気のある会になったと思います。学生さんや若い方々が参加してくださったのもうれしいことでした。

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シンポジウムは満員御礼、途中で椅子が足りなくなって、事務室のものまで借り出してくる盛況でした(写真では写っていない後方にずらりと椅子が並びました)。参加者57名でした。

関西大学経済・政治研究所、関西大学博物館には大変お世話になりました。ありがとうございました。