2024年12月7日に開催された2024年度(第89回)社会政策学会関西部会(会場:大阪経済大学)では「大阪の社会労働運動の歴史を振り返る」が共通論題され、今年7月に刊行した『大阪社会労働運動史』第10巻を中心とした発表が行われました。
■社会政策学会地方部会
地方部会 - 社会政策学会 Japan Association for Social Policy Studies
共通論題 「大阪の社会労働運動の歴史を振り返る」
導入 谷合 佳代子・千本 沢子(公益財団法人大阪社会運動協会)
「『大阪社会労働運動史』(第10巻 2024年刊行)の歴史と意義について」
報告1 西村 健(松山大学) 雇用労働の章より
「雇用形態の多様化―非正社員の処遇改善と労働組合―」
報告2 橋口 昌治(大谷大学) 労働運動の章より
「コミュニティ・ユニオン運動―豊かな実践から学ぶ―」
報告3 海老 一郎(大阪公立大学 都市科学・防災研究センター)労働福祉の章より
「日雇労働者の雇用・失業対策及び社会保障制度―1990年代を軸にした釜ヶ崎における日雇労働をめぐる2つの運動からみえるもの―」
残念ながら橋口昌治先生がご欠席でしたが、このように『大阪社会労働運動史』を題材として取り上げていただいてありがたい限りです。私どもも改めて『大阪社会労働運動史』の成立や背景について調べ直し、地方労働運動史の現状について考える機会となりました。
■『大阪社会労働運動史』について
■『大阪社会労働運動史』第10巻
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(館長補佐:千本沢子)