エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)

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社会運動史研究の現在地 ——『社会運動史研究』第1巻合評会(5/10)

【まちライブラリーブックフェスタ参加企画】

 当館館長谷合佳代子のインタビューが掲載されている『社会運動史研究』1巻が刊行されました。これを記念して、5月10日(金)に当館にて合評会と書庫見学会を開催します。

 以下、主催者である編集者の開催趣旨を転載します。

 今年2月に刊行された『運動史とは何か——社会運動史研究1』(大野光明・小杉亮子・松井隆志編、新曜社)の合評会を開催します。
 『社会運動史研究』は、運動史研究のメディアが見当たらない現状を前に、運動史研究にたずさわる人びとが議論を交わし知見を共有できる場をつくりだそうと、新しく始められたばかりのメディアです。
 発起人の3人は社会学を専門とする研究者ですが、この新しいメディアを、さまざまな領域の研究者と共有できる場として、また、職業的研究者の営みに閉じずに運動現場とも結合しうる場として、育てていきたいと考えています。
 第1巻は「運動史とは何か」と題し、さまざまな角度から、運動史研究の視座や方法論、現在の問題、過去の事例などが論じられました。今回の合評会では、『社会運動史研究』がめざす運動史研究のプラットフォームづくりの第一歩として、編者とともに第1号の内容について議論し、運動史研究の今後の課題を探ります。
 会場となるエル・ライブラリーの館長・谷合佳代子さんは、第1巻に登場し、運動史資料の魅力と現在の社会運動アーカイブズが置かれた危機的状況を語っています。
当日は、谷合さんのガイドでエル・ライブラリーの書庫見学会を実施し、そこから議論をスタートさせます。貴重な書庫見学の機会です。
 ふるってご参加ください!!

●コメンテーター●
伊藤綾香——国際経済労働研究所準研究員、福祉社会学・社会運動論
黒川伊織——神戸大学大学院国際文化学研究科協力研究員、日本思想史・社会運動史

●参加費●無料

●定員15名 / 要・事前申込み●
スペースの関係から定員を設けます。
参加ご希望のかたは、『社会運動史研究1』編集委員会 <socialmovementhistory2018@gmail.com> まで、メールでお申し込みください。そのさい、メールの件名は「エル・ライブラリー合評会申込み」とし、メール本文にはお名前と懇親会参加の有無を明記ください。

日時:2019年5月10日(金)

16:00〜17:00 エル・ライブラリー書庫見学会
17:00〜17:10 『社会運動史研究1』編者による発刊の趣旨説明
17:10〜17:30 コメント①伊藤綾香さん
17:30〜17:50 コメント②黒川伊織さん
17:50〜18:10 編者からの応答
18:10〜19:00 議論

●終了後、懇親会あり●
●主催●
エル・ライブラリー、『社会運動史研究1』編者一同