エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)

ブログ記事の引用転載を希望される方は、https://l-library.hatenablog.com/about をご確認ください

全国津々浦々にエル・ライブラリーの記事

 共同通信社の佐々木央記者が執筆された記事が2月10日、京都新聞山形新聞中国新聞、神奈川新聞など、全国の地方紙に掲載されました。そのうち、京都新聞の記事の画像をご紹介します。各紙によって見出しのつけかたが異なるということがわかって、面白かったです。まだどの新聞に掲載されたか全部は確認できていませんが、いろんな地方の方に当館を知っていただけるのはとてもありがたく、嬉しいことです。
 しかし、「日本の図書館と谷合佳代子の歩み」というものすごい見出しにはびびってしまいました(笑)。執筆してくださった佐々木記者、撮影してくださった堀カメラマンに心からお礼申し上げます。
「働く人の生きた証し残す」「図書館の使命」「資料守り抜く覚悟」
 この記事で紹介された「産業資料救出作戦」は2009年3月のことです。詳細は当館のブログにも掲載しています。
http://d.hatena.ne.jp/l-library/searchdiary?word=%2A%5B%BB%BA%B6%C8%BB%F1%CE%C1%B5%DF%BD%D0%BA%EE%C0%EF%5D
 記事には書かれていませんが、裏話を。2009年3月13日に産業資料2万点が廃棄されるというニュースが流れ、それを見た当館の館長補佐・千本沢子(ちもとさわこ)がただちに赤本忠司理事長(当時)に知らせ、赤本理事長が大阪府に「資料はできる限り引き取るから捨てるな」とかけあったのでした。その日は息子の卒業式だったので谷合は欠勤していました。館長が留守の間に、あっという間に手を打ってくれた赤本理事長と千本の素早い動きに感動したことを今も覚えています。
力及ばず廃棄されてしまった資料も多く、いまだに思い出すたび悔しい思いにかられます。20年以上、コツコツと私費で資料を守り機械類をメンテナンスされていた、産業技術史学会の三宅宏司先生が悔し涙を流されたことが忘れられません。
 幻の産業技術史博物館についてはこちらのサイトに詳しく載っています。(谷合)
http://www.sanhaku.com/index.html

<追記>
下記の地方紙に掲載されたことが確認できています。
2月8日:デーリー東北、秋田魁新報中國新聞(夕刊)、徳島新聞(夕刊)、神奈川新聞
2月10日:山陰中央新報京都新聞新潟日報山形新聞
2月11日:愛媛新聞
2月15日:高知新聞千葉日報
2月17日:山陽新聞(夕刊)
2月23日:神戸新聞
2月25日:信濃毎日新聞(夕刊)
3月3日:山梨日日新聞
3月7日:中部経済新聞
4月24日:長崎新聞
5月5日:西日本新聞