エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)

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吹田市立図書館でムラックくんポスター巡回展


 これまで度々このブログでも記事を書いたムラックくんポスターは、現在吹田市図書館を巡回展示中につき、谷合が取材に出かけてきました。
 1月20日から始まった巡回展は、3月22日まで吹田市千里山・佐井寺図書館で開催中です。このムラックくんはsaveMLAK(東日本震災復興支援活動プロジェクト、博物館・美術館、図書館、文書館、公民館の被災・救援情報サイト)のキャラクターで、渡辺ゆきのさんがデザインしました。これまで2年近くsaveMLAKが行ってきた活動をまとめたポスターやニュースレター、災害の写真などを吹田市図書館で巡回展示してもらい、saveMLAKの活動と現地の復興の様子を吹田市民のみなさまに知っていただくのがこの企画のねらいです。今回の取材では、企画展の担当者である渡辺真由美さんにご案内いただきました。
 上の写真のように、広々とした場所に美しく展示していただいています。ここは同館2階にある「復元教室2」です。千里山・佐井寺図書館は吹田市立千里第二小学校の跡地に建てられた新しい図書館であり、古い校舎の風情を復元した教室が館内に設置され、閲覧室などに使用されています。小学生用の小さな机と椅子が写真に写っているのがおわかりですね。昭和の小学校を思い出して懐かしかったです。
 
 展示ケースの中には、震災で被害を受けた図書館や博物館などの写真が展示されています。ムラックくん人形もケースの中で可愛らしく鎮座していました。


 saveMLAKのニュースレターやステッカーも配布していただいています。 
 吹田市図書館活動が盛んに行われているところであり、この「ちさと」でもさまざまな行事が取り組まれています。障がい者サービスの拠点施設であり、たくさんのボランティアの方が活動されているとのことです。ここは小学校の校舎を復元した建物なので、懐かしさと親しみやすさを感じさせてくれます。落ち着いたたたずまいの図書館であり、二階の参考図書・情報コーナーにはあらゆる分野の高度な参考図書がズラリと並び、大人がゆっくりじっくり研究に取り組める環境が整っています。
 1階エントランス近くには千里第二小学校2003年度在校生の作品が展示されていました。床から天井まで届く大きなモザイク図は曼荼羅をイメージされているようです(下の写真)。

 3月22日の展示が終われば、次は順次、ムラックくんが市内の図書館を回るとのことです。「ちさと」の渡辺さん、みなさん、ありがとうございます!
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