図書館界最大のイベント、図書館祭りともいうべき図書館総合展に行ってきました。毎年横浜で3日間開かれている図書館総合展は図書館員・関連企業・図書館利用者・研究者などなどが参加する見本市+フォーラム満載の、行って楽しい見て面白い聴いてためになるイベントです。
今年は過去最高の人出となったそうで、11月20日(火)〜22日(木)の3日間の来場者数はのべ3万人。
わたしは2日目と3日目に会場入りし、下記フォーラムに参加しました。
- 東日本大震災:震災対応に関する疑問・質問にMULUが全力でお答えします!〜体験と対策の共有をはかるために〜
- 創る図書館を創る/未来の図書館を作る 〜ライブラリーキャンプ2012秋実施報告会
- 専門図書館の将来像を考える 〜日本と米国の視点から見たこれからの専門図書館
フォーラム以外の空き時間にはsaveMLAKブースでグッズの売り子をしました。新製品の缶バッチは大好評であっという間に売り切れ。渡辺ゆきのさんがデザインしたムラックくんなどのマスコットキャラクターを使ったグッズはたくさんあって、どれもよく売れていました。
総合展へはエル・ライブラリーのチラシも持ち込み、あちこちに設置してもらいました。その一つ、「アーキビスト・サポート」のブースでは、出展者のお一人がエル・ライブラリーのTシャツを着用! ありがとうございます。女性の背中に注目してくださいね、エル・ライブラリーの文字が見えます!
参加したフォーラムの一つ、みちのく図書館員連合(MULU)のフォーラムでは、様々な図書館での体験やその後の震災対策・復興状況についての報告ののち、参加者がいくつかのグループに分かれ、車座になって質疑応答を繰り広げました。わたしのグループでは、地震の揺れにあっても本が書架から落ちてこないように棚に傾斜をつける工具が紹介されました。
そしてこの総合展で異様に話題になったのが、「図書館体操第一」。第一というからには第二もあるはずですが、第二はリリースしていないとのこと(笑)。防災への思いを込めた体操です。一つずつの動きが図書館員の日常動作を取り込んでいます。考案したのはみちのく図書館員連合の庄子隆弘さん。写真は実演中のもの。わたしもしっかり大きな声を出して一緒に体操してきました。この図書館体操については近くYoutubeに映像がアップされる予定です。
最後に紹介するのが大人気フォーラムの一つ、「ライブラリーキャンプ2012」の報告会である「創る図書館を創る/未来の図書館を作る」です。ここでは、ライブラリーキャンプという図書館関係者の合宿で用いられた「アンカンファレンス」という手法の報告と実習が行われました。「カンファレンス」は会議の意。じゃあ、「アンカンファレンス」なので「会議じゃない」?! これは、事前にテーマを決めて講演者が話をするというセミナー形式をとらない「話し合い」のことです。この手法の醍醐味のほんの一端を知ることができました。今後、さまざまなセミナーを開くうえで大いに参考になりました。(谷合)