大阪府立国際児童文学館廃止が決まりました

 去年の橋下徹知事就任以来、国際児童文学館は廃止か存続かを巡って議会で議論を呼び、与野党が全会一致して存続を求める請願書を採択したにもかかわらず、このたび、廃止が決まりました。

 国際児童文学館はふつうの図書館ではありません。世界的にも類を見ないほど高い水準を持った資料群と専門の研究員を擁する研究機関なのです。来館者の多寡によってその価値が決められるようなところではないのに、「子どもの数が少ない」とか「漫画ばかり読んでいる」といった、まったくバックヤードを評価しない一面的表層的な感想で貴重な施設を潰してしまっていいものでしょうか。エル・ライブラリーのスタッフも国際児童文学館の現地での存続を求めてきましたが、このたび、廃止が決まり、誠に残念無念です。

 12月27日が事実上の最終開館日となります。児童文学館が廃止されても、財団は存続するということですから、今後も児童文学の研究と普及に向けて頑張っていただきたいと思います。とはいえ、大阪府からの委託金などがなくなり、当協会と同じく極端な資金難に見舞われることになり、前途は多難なうえにも多難です。

 大阪府立児童文学館を運営する財団理事長の報告はこちら。
http://www.iiclo.or.jp/hp/genjyo6.html

 大阪府立国際児童文学館閉館のお知らせはこちら。
http://www.iiclo.or.jp/heikan_guide.html

 エル・ライブラリーは大阪府立国際児童文学館を応援しています。もちろんこれからも! 職員のみなさんも決して諦めることなく、“子どもと本をつなぐ”使命を全うする決意でおられます。頑張って!! (谷合)