当館に寄託された久保三也子さんの資料について研究を進めてきた「大阪空襲被災者運動資料研究会」(空資研)から、報告書の第2集が発行されました。63頁の薄い冊子ですが、久保さんが代表を務めておられる「大阪大空襲の体験を語る会」(「語る会」)の歴史についてもまとめられています。
第1集は昨年8月に刊行された『『大阪大空襲体験記』総目次・索引』です(詳しくはこちら)。
今回の冊子は、大阪大空襲の被災者運動を担ってこられた久保三也子さんが大事に保管され続けてきた被災者名簿などの資料目録です。空資研は3年にわたって資料群の整理・研究にとりくみ、このたび、資料目録を完成させました。
今回目録が刊行されたことによって、資料そのものの公開活用に向けて一歩を踏み出したといえるでしょう。今後、久保三也子氏寄託資料の公開については、閲覧希望にお応えできるように空資研とエル・ライブラリーとで協議中です。
なお、「語る会」の資料や空資研の活動について、8月15日(木)23:35-23:45のNHKテレビ「時論公論」で取り上げられる予定です。
この目録についてのお問い合わせはこちらからどうぞ。
<書誌情報>
大阪大空襲の体験を語る会代表久保三也子資料目録 / 大阪空襲被災者運動資料研究会編集. 2019.8, 大阪空襲被災者運動資料研究会
63p. 30cm