エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)

ブログ記事の引用転載を希望される方は、https://l-library.hatenablog.com/about をご確認ください

新着雑誌です(2017.3.9)

今週の新着雑誌です。

新着雑誌は閲覧のみです。貸出はできません。

労政時報 3925号 2017.2.24 (201280468)

賃金事情 No2735 2017.3.5 (201280385)

賃金事情 No2734 2017.2.20 (201280377)

労務事情 No1335 2017.3.1 (201280260)

労働判例 No1147 2017.2.15 (201280310)

労働判例 No1148 2017.3.1 (201280344)

労働経済判例速報 No2299 2017.2.20 (201280294)

労働経済判例速報 No2300 2017.2.28 (201280328)

旬刊福利厚生 No2217 2017.2.14 (201280252)

人事マネジメント No314 2017.2.5 (201280286)

旬刊福利厚生 No2216 2017.1.24 (201280161)

労働基準広報 No1914 2017.2.11 (201280401)

労働基準広報 No1915 2017.2.21 (201280435)

企業と人材 No1049 2017.3.5 (201280351)

人事実務 No1170 2017.3.1 (201280443)

月刊人事労務 336号 2017.1.25 (201280419)

労働法律旬報 1882号 2017.2.25 (201280476)

地域と労働運動 195 2016.11.25 (201280278)

地域と労働運動 196 2016.12.25 (201280302)

 

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不当労働行為と闘った大阪市労連4年間の記録:まっとうな労使関係の再構築にむけて

f:id:l-library:20170228105023大阪市労働組合連合会、自治労大阪府本部、自治労・市労連弁護団(2016年4月/B5判78頁 付属資料CDあり)

 本書は、2011年12月の橋下徹大阪市長(大阪維新の会)が誕生した直後から、彼が大阪市労働組合連合会(以下、大阪市労連)及び関係労働組合に対して矢継ぎ早に攻勢をかけた「不当労働行為」、労働組合の存在基盤を揺るがすような攻勢に抗して闘った4年間の記録と獲得した成果の意義をまとめた記録である。

 本書に集約されている橋下市長の所業は、以下の通りである。

  • 2012年1月、組合事務所退去通告及びそれについての団交拒否
  • 同年2月10日 職員強制アンケート調査
  • 同年2月29日 チェックオフ廃止通告
  • 同年6月29日 罰則として懲戒免職・停職・減給・戒告を加えた職員の政治的行為の制限に関する条例(職員基本条例)案、政治的中立組織活動条例案、労使関係に関する条例案を市会に提出
  • 7月27日⇒ 大阪市会において 職員の政治的行為の制限に関する条例、政治的中立組織活動条例案、労使関係に関する条例が可決成立

 これら一連の攻勢は、憲法、労働法、地公法に保障された労働者と労働組合の基本的な権利を剥奪するもので、到底容認できないと、大阪市労連及び関係労働組合は、すぐさま労働員会申し立て及び裁判所に対する訴訟提起を通じて反撃した。

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ライブラリー・オブ・ザ・イヤー2016受賞記念サミット in 紫波

受賞4館が「つながるとしょかんとつながる」をテーマにシンポジウムなどを行います。タイプの全く違う図書館が岩手県紫波町に集います。  

 紫波町は2012年にオープンした「オガール紫波」という、公民連携プロジェクトによるコミュニティづくりに成功している町です。 その手法と成功が話題になり、全国から視察が絶えません。

 このたびは、ライブラリー・オブ・ザ・イヤー2016を受賞したことをきっかけに、受賞4館が紫波町に集い、「つながる図書館」「市民とともにある図書館」をテーマにシンポジウムとワークショップを開催します。

  ワークショップでは、実際に4館が行っているイベントや見学会などを体験します。みなさん、ぜひ紫波町へ! 

 

◆ゲスト◆

ライブラリー・オブ・ザ・イヤー2016優秀賞受賞館
 兵庫県 伊丹市立図書館「ことば蔵」(大賞受賞)
 東京学芸大学学校図書館運営専門委員会(オーディエンス賞・優秀賞受賞)
 大阪産業労働資料館 エル・ライブラリー(優秀賞受賞)
◆日時◆

2017年3月12日(日) 13:15 ~(13:00開場)
場所 紫波町情報交流館 2階 大スタジオ 入場無料

◆定員◆

100名
◆内容◆

第1部 13:15~ 活動紹介とシンポジウム
※ 第1部と第2部の間に30分間の見学会を行います。
第2部 15:50~ 4館の取り組み体験ワークショップ
第3部 18:00~ 意見交換会(Coffee&WINE4832)
問 合 せ

紫波町図書館 019-671-3746
◆主催◆

紫波町図書館 

アクセスマップ|紫波町図書館

◆後援◆

NPO法人IRI知的資源イニシアティブ、東京学芸大学学校図書館運営専門委員会
◆協力◆

伊丹市立図書館「ことば蔵」、東京学芸大学学校図書館運営専門委員会司書部会、大阪産業労働資料館(エル・ライブラリー)

組合史・その残照と黎明

『組合史・その残照と黎明 -或る地方都市の自治体職員労働組合の分裂と組織統一までの道程 そして その中にいた わたしたちの時代』
   星 光二 著(緑鯨社/2016年1月31日/A5版 P.387)

 本書は、北海道釧路市における市職員労働組合の歴史のうち、著者が第一組合(自治労釧路市職員労働組合。以下、「市職労」)の書記長に就任したころから(1990年)執行委員長への転任を経て第二組合(自治労連釧路市役所職員労働組合。以下、「市役所労組」)との統合(2002年)の時期を中心に、組合が分裂した時期(1965年~74年)などを追加したものである。

 <本書の特徴>
 本書の特徴は、第一に、客観的歴史というよりも「それに関わった人たちの痕跡を記録した」ものであることである。第二に、著者自身の見聞きしたり関わったことを中心にならざるえないが、可能な限りそれぞれの視点を入れて経過を辿ったことである。また第三に、紹介者の感想になるが、さまざまな出来事に対し極めて率直なスタンスを貫いていること、著者自身だけではなく、様々な人々の思いを率直に表現する姿勢が見て取れることである。第四にその時期ごとのできごと(と言っても、「それに関わった人たちの痕跡」が中心であるが)を叙述した本文と、著者の意見・感想などを中心とした「雑感」「余談」「私論」「考察」「追補」などに分かれており読者の問題意識に沿った順序で読むこともできることである。
 たとえば、第一章(1990年)本文では、組合役員の経験のないまま書記長(専従)になってしまったこととその経過、時代背景、それまでの職場(広報係)経験わずか半年で休職願いを出さざるをえなかったことなどが書かれている。
 他方、「余談」では軍国主義を批判しながらかつての日の丸鉢巻から赤い鉢巻へと中の文字や色が違うだけでスタイルは同じと批判し、万歳もかつて「天皇陛下万歳」と両手を挙げていた思考停止・強制されたスタイルと同じであり、万歳の前の言葉さえ(スターリン毛沢東に)変えればいいというものではないと主張する。また、「私は、組合員を決して英雄にしてはいけない、英雄を作ってはいけないという考えかたを持っていた」と述べ、一人ひとりの組合員が己の矜持、生き方を試される時が来るかもしれないが、「組合はそれを一人ひとりの組合員に決してさせない、そこまで追い詰めないように組織としての組合が盾にならなければならないと。」「勿論、組合員を信頼していないのか、お前が思う以上に組合員は立派だぞという声も承知しているし、そうだろうと思う。最後はそこを信頼するしかないとも。その上で執行部、役員としての決意として。」と語っている。

 <釧路市労働組合の特殊性>
 釧路市の労組は、1969年から2002年まで、市職労と市役所労組との分裂状態にあった。組合が一組と二組に割れている職場自体は珍しくないが、多いのは資本が一組に対し分裂工作を行い、これと結びついて二組ができるケースでとりわけ「民間」資本に多い。それに対し釧路では、政治路線よりも市長選挙を軸に対立していたこと、革新市長のもとでそれに反発する人々が市役所労組を作ったこと、市役所労組結成後なお二期に渡って支持した市長候補が敗北したこと、その間市役所労組が思想集団の色合いを強めたこと、その後の保守市長のもとでも組合員減少にもかかわらず市職労が多数派を維持し続けたこと、など特殊性が多い。
 本書では、これらの特殊性の背景にあった様々な人々の思いがストレートに書きこまれている。おそらく、この率直さは著者の個性であり、この個性があったからこそ、組合統一も成し遂げられたのではなかろうか。(ボランティアN)

雑誌『月刊労働組合』に当館の記事掲載さる

 f:id:l-library:20170222134027p:plain
労働大学出版センターが発行する『月刊労働組合』の633号(2017.2月号)に当館の館長谷合のインタビュー記事が掲載されました。
 題して、「この人と1時間」です。橋下改革により財政危機に見舞われた法人が立ち上げた資料館である、エル・ライブラリー運営の苦労話や貴重な資料のこと、支え合う社会をめざす図書館の理念など、話はあちこちに飛んだため、とても1時間では終わらなかったのですが、うまくまとめていただきました。
 同じ号の〈特集〉 「バス労働者は闘っている」がとても興味深いです。地域の労働運動は地元の人たちでないとなかなか見えにくいのですが、本号では神奈川や長崎でのバス労働者のストライキの様子がレポートされています。ぜひ手に取ってご覧ください。 (谷合)

新着雑誌です(2017.2.20)

今週の新着雑誌です。

新着雑誌は貸出できません。閲覧のみです。

労政時報 3924号 2017.2.10 (201280039)

労務事情 No1334 2017.2.15 (201280237)

労働法学研究会報 No2639 2017.2.15 (201280062)

労働法学研究会報 No2638 2017.2.1 (201280096)

ビジネスガイド 835号 2017.3.10 (201280120)

賃金と社会保障 1673・1674号 2017.1.25 (201280153)

賃金と社会保障 1675号 2017.2.10 (201280187)

労働法律旬報 1879・1880号 2017.1.25 (201280211)

労働法律旬報 1881号 2017.2.10 (201280245)

 

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新着雑誌です(2017.2.15)

今週の新着雑誌です。

新着雑誌は閲覧のみです。貸出はできません。

労務事情 No1333 2017.2.1 (201280195)

企業と人材 No1048 2017.2.5 (201280229)

人事実務 No1169 2017.2.1 (201280021)

賃金事情 2017.2.5 No2733 (201280054)

労働判例 No1146 2017.2.1 (201280088)

労働経済判例速報 2298号 2017.2.10 (201280112)

 労働経済判例速報 2297号 2017.1.30 (201280146)

労働基準広報 No1913 2017.2.1 (201280203)

地域と労働運動 194 2016.10.25 (201280179)

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