先ごろ来阪された韓国労総釜山地域本部の一行は、プラザの廃止と大阪社会運動資料センター存亡の危機にあたり、大阪府知事に写真のような要請書を提出されました。
議長名で出された要望書は、「大阪は日本の産業先進地域であり、労働運動の先進地域であります。この図書館にはわが組合の資料も所蔵されており、100年に及ぶ大阪の労使関係の資料が保存されている図書館は大変貴重なものです。しかもわずかな金額で運営されて大きな効果を生んでいるということですから、廃止は大阪府民に利益をもたらしません。」と、PT案の撤回を求めています。
また、「大阪の社会・労働関係専門図書館の存続を求める会」の署名にも続々と海外の研究者からのコメントが寄せられています。
http://rodoshomei.web.fc2.com/shomei.htm
『日本の200年――徳川時代から現代まで(上・下)』などの著書で知られるハーバード大学のアンドルー・ゴードン氏も、
”Please reverse this ill-advised decision, which will deprive people not only in Japan of an important resource to understand present day and past social issues”
と、過去と現在の歴史を知る重要な資料を人々から奪うことになる今回の無分別な政策を撤回するよう、求めています。