エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)

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新春幻灯会 幻灯の運動表現

 1月3日に神戸映画資料館にて、『ミッキーはなぜ口笛を吹くのか:アニメーションの表現史』の著者細馬宏通さんと鷲谷花さんのトークセッション&1950年代の幻灯上映イベントが開催されます。

 神戸の中華街で早めにランチを済ませて新長田の映画資料館で昔なつかしの幻灯を楽しむ。というお正月豪華神戸ツアーはいかがでしょうか。レアな幻灯が見られます。
 写真は「松川事件」の一コマ。

2015年1月3日(土)/13:30ー
料金:予約1800円、当日2000円、高校生以下1000円
【上映作品】

製作:人民幻燈協会、(日本労農救援会)
福島大学松川資料室所蔵オリジナルプリントから複製したニュープリントを上映

  • 『野ばら』(1952年)

原作:小川未明 製作:人形劇団プーク 配給:光影社
脚色:高橋克雄 演出:川尻泰司 美術:田畑精一、石井マリ子
撮影:佐竹晴雄 制作:厚木たか

  • 『自転車にのってったお父ちゃん』(1956年)

製作:東大セツルメント川崎こども会 作画・構成:加古里子(かこ さとし)
配給:日本幻灯文化社
熊本学園大学水俣学研究センター所蔵オリジナルプリントから複製したニュープリントを上映(提供:早稲田大学演劇博物館)
【トークセッション】
細馬宏通鷲谷花

今回は、多様な「運動」の表現を試み、もしくは観客を「運動」へと駆りたてる役割を担うなど、幻灯の「動く/動かす」ポテンシャルを探求する、というコンセプトのもと、1950年代の幻灯3作品を幻灯機を用いて上映します。おそらく最初期の松川事件を取り上げた映像作品である幻灯『松川事件 1951』は、おそらく60年ぶりくらいの上映になります。その他、覆面上映も予定。
http://kobe-eiga.net/event/2015/01/456/