エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)

休館日カレンダーや利用案内、地図は公式サイトをご覧ください。

当館資料活用の成果、2件

 当館資料を活用した成果物を2件頂戴しましたので、紹介します。

 

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 一つは、近現代資料刊行会が発行された『昭和期の都市労働者:資料集』です(上の写真)。当館が資料を提供した4冊(第9巻、第10巻、第14巻、第17巻)を寄贈いただきました。

 このシリーズでは、「東京:日雇・浮浪者」25巻(昭和2年~63年)と「大阪:釜ヶ崎・日雇」18巻(大正14年~昭和62年)が刊行されています。セット販売でもあり、個人が購入することはめったにないと思われますが、公共図書館でもなかなか揃わないようです。

 同シリーズの詳細は版元のWebサイトからご覧ください。

近現代資料刊行会 ── 既刊情報

 

 そしてもう一つは、長らく当館資料を活用してくださっている長島祐基さんの最新論文の抜き刷りです。社会学研究会の『ソシオロジ』最新号(66巻2号(202号))(2021年10月)に掲載されました。

「生活」の演劇から「文化」の演劇へ――敗戦直後の関西の演劇運動の変化と課題 

 労働者の演劇運動について、敗戦直後の関西での実態を分析したものです。ブルーカラーとホワイトカラーの演劇の違いなど、興味深い点が多々あり、今後当館が文化運動の資料整理を進めていくうえでも参考になります。 

 長島祐基さんは「現在は地域の文化運動の実践として戦後大阪の労働者の演劇運動を取り上げ、演劇運動を通じた人々のコミュニケーションや主体形成を多角的に検討しています。また、研究手法の一環でアーカイブズ学を学び、市民活動資料や労働組合資料、文化活動関係の資料整理にも携わっています」という方です(Researchmapより

https://researchmap.jp/yukinagashima)。関東を拠点にご活躍ですが、しばしば来阪されて当館の資料を利用していただいています。

 当館では、遠方にお住いの方のために資料の郵送貸出もしています。一部に郵送できない貴重資料もありますが、できる限りご要望に添えるように心を尽くしております。サポート会員として当館の運営を物心両面でご支援いただける方には、さまざまな資料が貸出可能ですので、ぜひ会員へのご参加をご検討ください。

 もちろん、非会員の方にも資料はご利用いただけますので、お気軽にお問合せください。