エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)

ブログ記事の引用転載を希望される方は、https://l-library.hatenablog.com/about をご確認ください

新着雑誌です(2021.9.19)

今週の新着雑誌です。

新着雑誌のうち最新のものは貸出できません。閲覧のみです。

労務事情 No1433 2021.9.15 (20121412046)

賃金事情 No2833 2021.9.20 (201412079)

ビジネスガイド No908 2021.10.10 (201412228)

労働経済判例速報 2454号 2021.9.10 (201412194)

労働法学研究会報 No2749 2021.9.15 (201412160)

労働判例 No1246 2021.9.15 (201412103)

季刊労働法 274号 2021.9.15 (201412137)

労働基準広報 No2075 2021.9.11 (201412020)

労働基準広報 No20762021.9.21 (201412053)

地域と労働運動 252 2021.8.25 (201412087)

 

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開催します! 第2回フォーラム「21世紀の⼤阪を読み解く ―『⼤阪社会労働運動史』最終巻刊⾏に向けて―」

⽇時:2021年9⽉19⽇(日)14時〜16時45分

開催⽅法:オンライン(ZOOM)

開催趣旨:

 1981年に編纂を開始した『⼤阪社会労働運動史』は、2024年3月刊行予定の第10巻を以て最終巻となります。記述対象は原則として2000年以降で、21世紀初頭の大阪の記録を歴史として後世に伝えるべく、60名の執筆者が2019年度から6班(6章)に分かれて研究会を開いています。

 今回のフォーラムでは、各班が行っている非公開の研究会を4班合同かつ公開で行います。各班(章)の執筆者が報告を行い、編集委員がコメントを述べます。一般参加者からの質問も受け付けますので、奮ってご参加ください。

◆次第(予定)

14:00 開会

14:05 第1章「経済・経営の動向」より第2節「商業」

    報告:藤岡里圭(関西大学

    コメント:沢井実(南山大学

14:35 第2章「産業技術と職場の変化」より第3節「繊維」

    報告:小野顕弘(大阪産業経済リサーチ&デザインセンター)

    コメント:廣田義人(大阪工業大学

15:05 質疑応答

15:15 休憩

15:30 第3章「雇用労働をめぐる諸相」より第5節「雇用形態の多様化」

    報告: 西村健松山大学

    コメント:久本憲夫(京都橘大学

16:00 第4章「労働運動」より第8節「高齢社会の労働運動」

    報告:森詩恵(大阪経済大学

    コメント:山田和代(滋賀大学

16:30 質疑応答

16:45 終了

定員:100名(定員になり次第締め切ります)

参加費:無料

参加申し込み:専⽤フォームからお申込みください。開催2⽇前にZOOM情報をお知らせします。

申し込み締め切り:2021年9月15日

お問合せ:https://shaunkyo.jp/contact

主催:公益財団法⼈⼤阪社会運動協会(エル・ライブラリー)

 

※参加者51人で無事に終了しました。ご参加いただいた皆様、ご報告いただいた執筆者のみなさま、ありがとうございました(2021年9月21日追記)

図書館実習生のミニ展示です

 エル・ライブラリーではこれまで博物館実習やアーカイブズ実習は受け入れたことがあるのですが、図書館実習は初めてでした。こちらも初体験なら、実習にやってくる学生さんはもちろん初体験。一生に一度しかない学生としての実習体験がエル・ライブラリーみたいなところでいいのか?! 公共図書館大学図書館のような「ふつうの図書館」でなくてもいいのか?!と、ものすごく不安に思うやら、でも当館を実習先に選んでくれた学生さんがいてくれるのがとてもうれしいので、館長と館長補佐約2名が総がかりで実習担当となりました。

 まあ、常勤役職員が館長と館長補佐しかいないというミニミニ図書館ですが、けったいな図書館なりにものすごく専門性の高い資料があることを知ってもらえたようで、なによりです。初日には開架図書の配架チェックをしてもらいました。ラベルの分類番号通りに本を並べ替えるという作業ですが、初めてやると意外に難しい。

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 2日目~4日目にかけては資料のスキャニングや雑誌と図書の目録入力などの作業に勤しみ、本日は5日目最終日、図書館展示を作ってもらいました。テーマも自分で考え、資料も自分で書庫から出納し、ポップも手描きでがんばりました。

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 そうしてできたポップがこれ!↓

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 なかなか立体感に溢れていますね。「図書館展示のテーマを考えてね」という館長からの課題に対して、何かの記念日がないかと探した結果、9月18日(明日やんか!)がカップヌードル発売50周年の日に当たることを知った実習生さん、「これだ!」。日清食品は大阪の企業だし、ほかにも食品関係の企業の社史や労働組合史を集めてみようと思い立ったそうです。

 このポップの一部に使われているカップヌードルの写真は、2017年に館長谷合が知人の図書館員からプレゼントされた、オリジナル手製「エル・ライブラリーカップラーメン」なのです。よく見ると当館のログマークが描かれていますね。

 完成したミニ展示の前で記念撮影↓

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 実物のカップヌードルも左端にさりげなく置いております。ドラえもんのぬいぐるみは参考資料です(笑)。図書館展示なので貸出も可能です!

 コロナ禍で十分な実習を受けることが難しく、わたしたちスタッフとも懇親の機会を持ってもらうことがなく実習が終わったのは寂しいかぎりです。しかし実はさらに宿題を持って帰ってもらっているので、それについては来週以降にみなさまに披露いたします。

 5日間、お疲れ様でした! 社会人になってからもこの体験をどこかで生かしてもらえればとてもうれしいです。(館長・谷合佳代子)

緊急事態宣言中の運営について(9月13日~9月30日)

 大阪府では9月30日まで緊急事態宣言が延長されました。これに伴う当館の運営は下記の通りとします。

・ご来館利用は原則として予約制とします。閲覧希望の資料を予めお知らせください。
・土曜日の予約制開館については今月いっぱい中止とし、9月18日・25日は休館します。
・マスク着用、手洗い・手指の消毒については引き続きご協力をお願いします。

9月末まで、資料の郵送貸出については送料全額当館負担としますので、ぜひご活用ください。なお、資料の貸出はサポート会員限定サービスです。

 ご利用のみなさまにはご不便をおかけしますが、図書館サービスはできるだけ維持しますので、ご理解ご協力をお願いいたします。

 来館前に最新情報をご確認ください。

 Twitterhttps://twitter.com/Llibraryosaka

 開館カレンダー:https://shaunkyo.jp/ の下部にあり

新着雑誌です(2021.9.10)

今週の新着雑誌です。

新着雑誌のうち最新のものは貸出できません。閲覧のみです。

労政時報 4020号 2021.9.10 (201411907)

賃金事情 No2832 2021.9.5 (201411949)

労務事情 No1432 2021.9.1 (201411915)

人事実務 No1224 2021.9.1 (201411857)

企業と人材 No1103 2021.9.5 (201411881)

月刊人事マネジメント 369号 2021.9.5 (201411824)

企業実務 No845 2021.7.25 (201412004)

労働法学研究会報 No2746 2021.8.1 (201411790)

労働法学研究会報 No2748 2021.9.1 (201411931)

労働経済判例速報 2452号 2021.8.20 (201411972)

労働判例 No1245 2021.9.1 (201411964)

労働基準広報 No2074 2021.9.1 (20141998)

月刊人事労務 389号 2021.6.25 (201411873)

賃金と社会保障 1783・1784号 2021.8.25 (201412012)

 

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所蔵資料紹介~辻󠄀保治資料(近江絹糸紡績労働組合関係資料)

連載第17回 職場新聞(10)『じんし』その1

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『じんし』創刊号1面

 『じんし』は、綿・スフ紡績仕上職場の職場新聞で、1956年12月に創刊され、辻資料には、創刊号から7号までが収められている。

 仕上は綿・スフ紡績の最終工程で、彦根工場の各職場の内、最も広く、人数の多い職場であった。前工程の精紡から送られてきた管糸を製品の最終形態である「チーズ」(円筒形)、「コーン」(円錐型)、「綛」に巻き上げる。 

 単糸のまま巻き取る場合は捲糸機にかけ、チーズに巻き上げた。合糸仕上の場合は、2本の糸を合糸機であわせた後、撚糸機で撚りをかけ、最後は綛場で綛に巻き取った。いずれの場合もコーンに仕上げることがあった。これらは「台持」「台付」と呼ばれる機械担当の女子労働者中心の職場で、「捲糸・合糸」「撚糸」「綛場・コーン捲き」の三つの組で構成されていた。他に、各製品を集散場所へ運び、検品や数量確認、梱包指示をする「丸場」、製品を梱包する「荷造」を加え、全部で5つの組が置かれていた。

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捲糸機(朝倉克己氏提供、近江絹糸彦根工場、1955-1957年頃)

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荷造(朝倉克己氏提供、近江絹糸彦根工場、1955―1957年頃)

 『じんし』の創刊当時、会社側から班単位で割り当てられていた捲糸機の持ドラム数の引き上げと荷造担当の減員が申し入れられており、特に3号(1957年2月発行)までは、このことに関する記事が多い。

みんなで討議しよう 会社の人へらし政策を打ち破るために!!

 最近会社は私達一人一人の作業量に余裕を生じていると云う事を理由に「人へらし」の政策を私達の職場に持ちよつて来ています。この「人へらし」をタテにした生産性向上がどのような形で表れて来ているのでしょうか。

これは先づ捲糸のドラム持台数の増加なのです。現在の百十ドラムから二百二十ドラム(注1)にすると云うのです。もちろん多少回転数は下げると云っているが問題にならない。もう一ツは男子の荷造りの人へらし、現在十六名でやっているのを十二名にへらすと云うのである(後略)」

『じんし』創刊号1面(1956.12.10)より

この内、持ドラム数変更については、『第三回支部大会報告書及議案書』(1957年6月)に、1956年11月15日、会社より現行の持ドラム200、回転数470を持ドラム220回転数390に変更申し入れがあり、職場討議により反対を決定、会社との話合いは、現在もまとまっていない旨の記事がある。荷造の減員についても、同書の別冊であると思われる「支部報告」の彦根支部の箇所に「深夜廃止に関連し、本部よりの指令もあり現状の 人員で作業するよう会社に回答するとの記事がある。

 なお、4号(1957.7.8)以降、これらの問題に関する記事は見られない。銀行資本と夏川社長の対立による金融の行き詰まりにより、1957年9月には綿紡部門は操業停止に追い込まれており、生産関係の問題は一時棚上げになったと推測される。

  • (註1)後述のとおり、組合支部資料によれば、持ドラム200を220に変更となっている。なお、『じんし』2号には持ドラム210本を220本に変更という記事が見られ、統一されていない。
  • 仕上げの工程や仕事の内容については、仕上職場で働いておられた朝倉克己氏にご教示を得た。感謝いたします。(下久保恵子 エル・ライブラリー特別研究員)

 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
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新着雑誌です(2021.8.23)

今週の新着雑誌です。

新着雑誌のうち最新のものは貸出できません。閲覧のみです。

労政時報 4019号 2021.8.1・27 (201411774)

賃金事情 No2831 2021.8.5・20 (201411808)

ビジネスガイド No907 2021.9.10 (201411782)

月刊人事マネジメント 368号 2021.8.5 (201411816)

労働判例 No1244 2021.8.1・15 (201411980)

労働基準広報 No2073 2021.8.21 (201411840)

 

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