エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)

ブログ記事の引用転載を希望される方は、https://l-library.hatenablog.com/about をご確認ください

新着雑誌です(2020.9.28)

今週の新着雑誌です。

新着雑誌のうち最新のものは貸出できません。閲覧のみです。

労政時報 4021号 2021.9.24 (201412236)

労働経済判例速報 2455号 2021.9.20 (201412202)

企業実務 No846 2021.8.25 (201412038)

 

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当館の紹介記事や資料活用の成果

 この1年間ほどの間に、いくつかの図書・論文で当館所蔵資料を活用していただいていますので、ご紹介します。また、当館スタッフが執筆したエル・ライブラリー紹介記事についてもご報告を。

(1)資料活用の成果:論文と図書

・ 長島 祐基「戦後大阪の演劇運動と労働者の主体形成 : 大阪府職演劇研究会を中心として」 同時代史学会『同時代史研究』13号所収、2020.9

・長島 祐基「総評高野時代と平和経済国民会議 : 1950年代前半期労働運動における討論の場」立命館大学『社会システム研究』41号, 2020.9 本文を読む

・沢井実著『技能形成の戦後史 : 工場と学校をむすぶもの』名古屋大学出版会 2021.9

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 上記いずれも当館のみが所蔵する貴重な一次資料(原資料)を活用して書かれた学術書(学術論文)です。長島さんには関東から当館へ足を運んでいただき、さまざまな資料を渉猟されました。

 沢井実『技能形成の戦後史』については、その初出となった論文の一つである「高度成長期の職業訓練政策:新職業訓練法(1969年)の成立をめぐって」(2020.6)のことを2020年9月のブログで簡単にご紹介しました。労作『現代大阪経済史』(2019.9)から2年でまたしてもこのような単著を上梓された沢井実先生のご努力に畏怖の念を抱きます。

(2)当館が紹介されている図書・論文

・梅崎修, 池田心豪, 藤本真編著『労働・職場調査ガイドブック : 多様な手法で探索する働く人たちの世界』中央経済社 , 中央経済グループパブリッシング (発売) 2020.1

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 本書は文字通り、「労働調査のための手法とツール」を紹介するガイドブックです。働くことをテーマに学習・研究したい読者のために、インタビュー、アクションリサーチ、心理統計、パネル調査など質的・量的両方の多様な手法を紹介しています。その中の、どうやって資料を集めるのかという第3部「調査の道具を身につける」で労働専門図書館として3館紹介されている中に当館の名前もあります。

・廣田義人「特許情報から見た技術者の「国際的」移動 : 日本企業からサムスンへ」『大阪市立大学経済学会經濟學雜誌 = Journal of economics』121巻2号, 2021.3 (坂上茂樹教授・福原宏幸教授・森誠教授退任記念号)  本文を読む

 廣田論文の冒頭に、当法人が編纂を続けている『大阪社会労働運動史』に言及していただいております。廣田義人先生は『大阪社会労働運動史』10巻の編集委員であり、執筆者のおひとりでもあります。本論文がその執筆にもかかわる研究として上梓されたことがとても嬉しく、ありがたいことです。

(3)館長・谷合佳代子が執筆した当館の紹介

・「市民とともに支えあう図書館、エル・ライブラリーの炭鉱展 私のいちばん長い日第39回」大阪ボランティア協会『ウォロ』534号, 2020.12

・「歴史の眼 社会運動史料の宝庫 : 市民が支えるエル・ライブラリー」『歴史評論』849号, 2021.1

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 大阪ボランティア協会の機関誌に書いた「私のいちばん長い日」はリレー連載のコラムです。39回目にお鉢が回ってまいりました。ありがたく書かせていただきました。エル・ライブラリーを運営してきた10年以上でいつがいちばん印象に残っているか、という編集者からの質問に答える形で執筆いたしました。

 二つ目の『歴史評論』は研究者向けの学術誌なので、当館が所蔵する一次資料群のリストをつけて、どんな資料を利用してもらえるかを紹介することに心を砕きました。

 

 以上、寄贈していただいてから1年以上経ってしまったりして、掲載が遅れたものがありますことをお詫びいたします。(谷合)

新着雑誌です(2021.9.19)

今週の新着雑誌です。

新着雑誌のうち最新のものは貸出できません。閲覧のみです。

労務事情 No1433 2021.9.15 (20121412046)

賃金事情 No2833 2021.9.20 (201412079)

ビジネスガイド No908 2021.10.10 (201412228)

労働経済判例速報 2454号 2021.9.10 (201412194)

労働法学研究会報 No2749 2021.9.15 (201412160)

労働判例 No1246 2021.9.15 (201412103)

季刊労働法 274号 2021.9.15 (201412137)

労働基準広報 No2075 2021.9.11 (201412020)

労働基準広報 No20762021.9.21 (201412053)

地域と労働運動 252 2021.8.25 (201412087)

 

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開催します! 第2回フォーラム「21世紀の⼤阪を読み解く ―『⼤阪社会労働運動史』最終巻刊⾏に向けて―」

⽇時:2021年9⽉19⽇(日)14時〜16時45分

開催⽅法:オンライン(ZOOM)

開催趣旨:

 1981年に編纂を開始した『⼤阪社会労働運動史』は、2024年3月刊行予定の第10巻を以て最終巻となります。記述対象は原則として2000年以降で、21世紀初頭の大阪の記録を歴史として後世に伝えるべく、60名の執筆者が2019年度から6班(6章)に分かれて研究会を開いています。

 今回のフォーラムでは、各班が行っている非公開の研究会を4班合同かつ公開で行います。各班(章)の執筆者が報告を行い、編集委員がコメントを述べます。一般参加者からの質問も受け付けますので、奮ってご参加ください。

◆次第(予定)

14:00 開会

14:05 第1章「経済・経営の動向」より第2節「商業」

    報告:藤岡里圭(関西大学

    コメント:沢井実(南山大学

14:35 第2章「産業技術と職場の変化」より第3節「繊維」

    報告:小野顕弘(大阪産業経済リサーチ&デザインセンター)

    コメント:廣田義人(大阪工業大学

15:05 質疑応答

15:15 休憩

15:30 第3章「雇用労働をめぐる諸相」より第5節「雇用形態の多様化」

    報告: 西村健松山大学

    コメント:久本憲夫(京都橘大学

16:00 第4章「労働運動」より第8節「高齢社会の労働運動」

    報告:森詩恵(大阪経済大学

    コメント:山田和代(滋賀大学

16:30 質疑応答

16:45 終了

定員:100名(定員になり次第締め切ります)

参加費:無料

参加申し込み:専⽤フォームからお申込みください。開催2⽇前にZOOM情報をお知らせします。

申し込み締め切り:2021年9月15日

お問合せ:https://shaunkyo.jp/contact

主催:公益財団法⼈⼤阪社会運動協会(エル・ライブラリー)

 

※参加者51人で無事に終了しました。ご参加いただいた皆様、ご報告いただいた執筆者のみなさま、ありがとうございました(2021年9月21日追記)

図書館実習生のミニ展示です

 エル・ライブラリーではこれまで博物館実習やアーカイブズ実習は受け入れたことがあるのですが、図書館実習は初めてでした。こちらも初体験なら、実習にやってくる学生さんはもちろん初体験。一生に一度しかない学生としての実習体験がエル・ライブラリーみたいなところでいいのか?! 公共図書館大学図書館のような「ふつうの図書館」でなくてもいいのか?!と、ものすごく不安に思うやら、でも当館を実習先に選んでくれた学生さんがいてくれるのがとてもうれしいので、館長と館長補佐約2名が総がかりで実習担当となりました。

 まあ、常勤役職員が館長と館長補佐しかいないというミニミニ図書館ですが、けったいな図書館なりにものすごく専門性の高い資料があることを知ってもらえたようで、なによりです。初日には開架図書の配架チェックをしてもらいました。ラベルの分類番号通りに本を並べ替えるという作業ですが、初めてやると意外に難しい。

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 2日目~4日目にかけては資料のスキャニングや雑誌と図書の目録入力などの作業に勤しみ、本日は5日目最終日、図書館展示を作ってもらいました。テーマも自分で考え、資料も自分で書庫から出納し、ポップも手描きでがんばりました。

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 そうしてできたポップがこれ!↓

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 なかなか立体感に溢れていますね。「図書館展示のテーマを考えてね」という館長からの課題に対して、何かの記念日がないかと探した結果、9月18日(明日やんか!)がカップヌードル発売50周年の日に当たることを知った実習生さん、「これだ!」。日清食品は大阪の企業だし、ほかにも食品関係の企業の社史や労働組合史を集めてみようと思い立ったそうです。

 このポップの一部に使われているカップヌードルの写真は、2017年に館長谷合が知人の図書館員からプレゼントされた、オリジナル手製「エル・ライブラリーカップラーメン」なのです。よく見ると当館のログマークが描かれていますね。

 完成したミニ展示の前で記念撮影↓

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 実物のカップヌードルも左端にさりげなく置いております。ドラえもんのぬいぐるみは参考資料です(笑)。図書館展示なので貸出も可能です!

 コロナ禍で十分な実習を受けることが難しく、わたしたちスタッフとも懇親の機会を持ってもらうことがなく実習が終わったのは寂しいかぎりです。しかし実はさらに宿題を持って帰ってもらっているので、それについては来週以降にみなさまに披露いたします。

 5日間、お疲れ様でした! 社会人になってからもこの体験をどこかで生かしてもらえればとてもうれしいです。(館長・谷合佳代子)

緊急事態宣言中の運営について(9月13日~9月30日)

 大阪府では9月30日まで緊急事態宣言が延長されました。これに伴う当館の運営は下記の通りとします。

・ご来館利用は原則として予約制とします。閲覧希望の資料を予めお知らせください。
・土曜日の予約制開館については今月いっぱい中止とし、9月18日・25日は休館します。
・マスク着用、手洗い・手指の消毒については引き続きご協力をお願いします。

9月末まで、資料の郵送貸出については送料全額当館負担としますので、ぜひご活用ください。なお、資料の貸出はサポート会員限定サービスです。

 ご利用のみなさまにはご不便をおかけしますが、図書館サービスはできるだけ維持しますので、ご理解ご協力をお願いいたします。

 来館前に最新情報をご確認ください。

 Twitterhttps://twitter.com/Llibraryosaka

 開館カレンダー:https://shaunkyo.jp/ の下部にあり

新着雑誌です(2021.9.10)

今週の新着雑誌です。

新着雑誌のうち最新のものは貸出できません。閲覧のみです。

労政時報 4020号 2021.9.10 (201411907)

賃金事情 No2832 2021.9.5 (201411949)

労務事情 No1432 2021.9.1 (201411915)

人事実務 No1224 2021.9.1 (201411857)

企業と人材 No1103 2021.9.5 (201411881)

月刊人事マネジメント 369号 2021.9.5 (201411824)

企業実務 No845 2021.7.25 (201412004)

労働法学研究会報 No2746 2021.8.1 (201411790)

労働法学研究会報 No2748 2021.9.1 (201411931)

労働経済判例速報 2452号 2021.8.20 (201411972)

労働判例 No1245 2021.9.1 (201411964)

労働基準広報 No2074 2021.9.1 (20141998)

月刊人事労務 389号 2021.6.25 (201411873)

賃金と社会保障 1783・1784号 2021.8.25 (201412012)

 

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