2012年6月6日、エル・ライブラリーのサポーターであった井上玲子ちゃんが11歳で旅立ちました。当館ではれいこちゃんを追悼し、れいこちゃん一家の1年間の闘病を支えた非営利団体の情報を収集発信する、「れいこちゃん記念文庫」を設置しています。
れいこちゃんだけではなく、病気とともに生き闘うこどもたちを支えるさまざまな活動をされている団体の情報も収集しています。とはいえ、昨今は紙媒体で情報発信されることもすっかり減ってしまいました。
当館は毎年6月6日前後に井上さん宅で開かれている「れいこパーティ」を期に、この記念文庫の活動の意義を確認し、非営利団体への寄付を続けています。
空手家図書館員こと井上昌彦さんによる「れいこパーティ」のご案内はこちら。
karatekalibrarian.blogspot.com
そして今年、4年ぶりに谷合がれいこちゃんパーティに参加しました。下の写真は、たくさんのお花や写真、そして家族が作ってくれた粘土人形などに囲まれているれいこちゃんです。
毎年この日を期して当館内に設置している募金箱を空けます。一年間にたまった金額にスタッフが私費を足してまとまった額(といっても些少)を非営利団体に送っています。コロナ禍が続き、この募金箱への寄付もここ数年は残念ながらゼロですが、今年は、メイク・ア・ウィッシュに送金しました。
メイク・ア・ウィッシュは、「「ねがいごとをする」という意味のボランティア団体です。3歳から18歳未満の難病と闘っている子どもたちの夢をかなえ、生きるちからや病気と闘う勇気を持ってもらいたいと願って設立されました。メイク・ア・ウィッシュは独立した非営利のボランティア団体で、宗教的、政治的団体ではありません」(同団体webサイトより)
これからも「れいこちゃん記念文庫」の活動を続けていきますので、ご来館されるみなさまのご協力をお願いいたします。れいこちゃんの頑張りに励まされ、エル・ライブラリーも精進を続けます!(谷合佳代子)